気候変動リスクへの対応を巡るシンポジウムが開催決定!
先日、国立環境研究所が製作した気候変動リスクに対する固定的な取り組みを話し合う場として、2025年11月26日水曜日にオンラインで「気候変動リスク産官学連携ネットワーク公開シンポジウム」を開催することが発表されました。このイベントは、環境省や文部科学省、国土交通省、金融庁などの省庁と共立て、企業や研究機関が連携し、気候変動に関するリスクとそれに対しての企業のレジリエンスを強化するために企画されています。 日増しに重要性が増す気候変動リスク。特に最近では、企業や金融機関が気候関連情報をもとにしたリスク分析を行う機会が増えています。地方公共団体においても、気候変動の影響を評価し、それに基づいた適応計画を策定する必要が求められています。このような背景から設定された「気候変動リスク産官学連携ネットワーク」では、企業と行政、研究機関が一つとなり、気候変動の影響を予測し、気候関連情報開示を支援するための活動を進めています。今回のシンポジウムは、その一環として開催されるものです。 シンポジウムのプログラムでは、まず基調講演としてサステナビリティ基準委員会(SSBJ)が2025年3月に発表したサステナビリティ開示基準や保証基準についての動向が紹介されます。その後、企業の取り組みや、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)やTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)を統合した開示事例も紹介される予定です。特に、JR東日本やトヨタ自動車、セブン&アイ・ホールディングス、MS&ADインシュアランスグループホールディングスなどが関与している事例が取り上げられ、具体的な取り組みがシェアされることで、参加者に実践的な情報が提供される予定です。さらに、パネルディスカッションの場では「サステナビリティ情報開示と企業価値向上に向けて」というテーマでの熱い議論が展開されます。
このように、シンポジウムに参加することで、企業・行政・研究機関間の知見や情報を効率的にシェアし、今後の気候変動に対する取り組みを考えるための重要な視座を得ることが期待されています。参加希望者は、最大で1,000名までの先着順ですので、早めの申し込みをおすすめします。もちろん参加費は無料です!また、シンポジウムはMicrosoft Teamsを使ったオンライン開催なので、地理的制約にかかわらず全国どこからでもアクセス可能です。気候変動への取り組みを一緒に考え、最新の情報を学び合う貴重な機会をお見逃しなく! 参加申込に関しては、国立環境研究所の公式ウェブサイトをぜひご確認ください。各省庁や研究機関が力を合わせ、気候変動リスクへの対応を進めていくために、このシンポジウムが多くの方々にとって有意義な場となることを期待しています。
会社情報
- 会社名
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国立研究開発法人国立環境研究所
- 住所
- 茨城県つくば市小野川16-2
- 電話番号
-
029-850-2314