カインズが名古屋市と協定を結び、生物多様性を支援
株式会社カインズは、名古屋市と協力し「生物多様性・ネイチャーポジティブに資する事業の連携に関する協定」を締結しました。この新たな取り組みでは、名古屋市内の全5店舗で在来種「なごやの苗」の販売を開始することが発表されました。
生物多様性とネイチャーポジティブ
「生物多様性」や「ネイチャーポジティブ」という言葉が注目されています。生物多様性とは、地球上の生物の多様性やそれらの相互関係を指す概念で、持続可能な自然環境の維持が求められています。ネイチャーポジティブは国際的な目標であり、生物多様性の損失を防ぎ、回復を図ることを指します。
2023年10月、名古屋市は全国の政令市として初めて「ネイチャーポジティブ宣言」をしました。この宣言に基づき、在来種の普及やその理解促進のためのさまざまな施策が実施されています。具体的には、名古屋市は地域の生態系を守り、地域住民に自然と共生する意識を高める取り組みを進めています。
「なごやの苗」の販売開始
本協定を受けて、カインズは名古屋市内の5店舗で「なごやの苗」の販売を開始します。これには、ヤブラン、クチナシ、アセビなど、地域に根ざした植物が含まれています。店内には専用のコーナーが設けられ、「なごやの苗」にシールが貼付されたり、ポスターが掲示されることで、教育的な側面を強調し、地域内での普及活動が進められます。
販売は2026年3月30日から順次始まり、実証期間は2027年3月31日まで設けられます。この期間中に得られた結果を基に、本格的な運用へと移行する予定です。
購入特典とサステイナブルな取り組み
「なごやの苗」を購入した方には、名古屋市が行うアンケートに答えることで、循環型の培養土10リットルがプレゼントされるキャンペーンも予定されています。これは家庭で不用になった園芸用土を回収し、再生処理した原料を基に製造されたものです。この試みは、地域のレジリエンスを高め、持続可能な社会の構築を目指しています。
くみまち構想とカインズの方針
カインズが掲げる「くみまち構想」は、地域の生活向上を目指した取り組みです。人々が自立し助け合える地域社会を実現するため、地域住民のニーズに応える商品やサービスの提供を行っています。カインズは「くらしDIY」というブランド理念のもと、より良い暮らしを届けることを目指しています。
28年の歴史を有するカインズは、265店舗を全国に展開し、「お客様とのプロミス」である「くらしに、ららら。」を実現するための努力を続けています。その一環として、地域の生物多様性を守る取り組みが強化されているのです。
今後も、カインズは名古屋市との協働を通じて、地域に密着した生態系保護活動を推進し、自らが果たすべき社会的責任を果たしていくことでしょう。