住宅事業の未来を切り拓く、新たな提携の実現
Solvvyと一建設の共同運営が始まる
昨今、住宅市場は縮小傾向にあり、この流れは今後も続くと見込まれています。経済環境が厳しくなる中で、住宅事業者が持続可能な成長を遂げるためには、オーナー様への価値提供が極めて重要です。これに対処するため、Solvvy株式会社(以下「ソルヴィー」)と一建設株式会社(以下「一建設」)は共同でサービスを展開することに合意しました。この取り組みは、両社が共にオーナー様に新たな価値を届けることを目指しています。
共同取組の背景
一建設は長年にわたり、オーナーズクラブ「はじめCLUB」や充実した保証制度を通じて、住宅を引き渡した後もオーナー様の生活をしっかりとサポートしてきました。これによりお客様のライフサイクルに寄り添い、ニーズに応じたサービスを提供してきましたが、さらなる競争力を維持するためには、データベースの構築やマーケティング施策の強化が必要です。
そこで、ソルヴィーが持つ豊富な経験とノウハウを活かし、一建設は新たなデジタルサービスを展開し、オーナー様の生活向上を実現することを目指します。
共同開発されるサービス例
初期段階では、以下のようなサービスが共同で開発されることが予定されています:
- - 【住宅設備保証サービス】(2023年4月リリース済)
安全かつ安心して住宅を利用できるための保証を提供します。
- - 【電子マネー型メンテナンス・リフォーム積立サービス】(2023年5月リリース)
メンテナンスやリフォームに備えるための新感覚の貯蓄サービスです。
- - 【付帯保険付きメンテナンスサービス】(2023年6月リリース予定)
メンテナンスを行いながら、万が一に備えた保険も同時に考慮したサービスです。
これらのサービスは、オーナー様に新しい価値を提供し、住宅所有者が直面する問題を解決することを目的としています。
一建設の概要
一建設は、飯田グループホールディングスの中核企業として、日本国内で分譲戸建住宅の供給棟数がトップの実績を誇ります。主力事業である分譲住宅事業では、年間9,000戸を超える新築分譲戸建住宅を供給するなど、業界で注目されています。また、分譲マンションやアセットソリューション事業も手がけ、住まいに関する幅広いサービスを提供しています。
ソルヴィーのイノベーション
一方、ソルヴィーは2009年に設立され、住宅や再生可能エネルギー、教育ICTなどの領域を中心に多様なサービスを展開しています。特にアフターサービスの企画運営や、ストックビジネスの開発支援に強みを持ち、多くのクライアント企業との連携を行っています。
未来の住宅サービス
今回の共同取組は、オーナー様への新たな価値提供だけでなく、双方の企業にとってデジタル化やマーケティングの面での成長機会をもたらすことが期待されます。今後の住宅市場で生き残るためには、転換点を迎える必要があり、両社の提携がその起点となるでしょう。柔軟で先進的なサービスが、より多くのオーナー様の生活を豊かにしていくことを、心から期待しています。