宝印刷と『結/YUI』がもたらす効率化革新
最近、宝印刷株式会社はクラウド連結会計ソフト『結/YUI』とのAPI連携を開始しました。この連携により、開示作業の効率化が図られ、新たなビジネスチャンスが生まれています。
本サービスの背景
『結/YUI』では、連結精算表や連結キャッシュフロー計算書の科目集約が可能ですが、これらの集約結果を開示用の書類、例えば決算短信や有価証券報告書に反映させるためには、手動での入力が必要でした。この手間は、大企業にとっては非効率であり、業務のスピードを圧迫していました。
そこで宝印刷は、これらの手作業を自動化するため、彼らの統合型ビジネスレポートシステム『WizLabo』に『結/YUI』で作成した連結数値をAPI連携しました。この取り組みにより、開示作業を迅速かつ正確に進めることが可能になりました。
API連携の操作方法
『結/YUI』側の操作は非常にシンプルです。利用者は初期設定を行った後、開示連携ボタンを一度クリックするだけで、連結精算表や連結キャッシュフロー計算書の数値が『WizLabo』に自動で連携されます。このボタン一つで、手動入力の必要がなくなるため、開示作業が見違えるほど楽になります。
特に、freeeとの連携を行っている場合、勘定科目コードは自動的に反映されるため、設定の手間も最小限に抑えられます。これにより、より効率的な業務遂行が期待されます。
『WizLabo』の利便性
宝印刷の『WizLabo』は、旧バージョンの開示決算自動化ツールの機能を引き継ぎつつ、CGコード改訂や英文開示への対応など、現代のニーズに合った新機能を搭載しています。このシステムは、上場準備企業から上場企業、シェアードサービス企業など、1,300社以上に導入されています。
『結/YUI』とは
一方、クラウド連結会計ソフト『結/YUI』は、API連携を最大限に活かし、効率的に連結財務諸表を作成します。自動転記機能を備えており、正確な数値の算出を支援します。これまでにも多くの企業が導入しており、その効果は着実に評価されています。
セミナー開催のお知らせ
API連携の発表を記念して、オンラインセミナーも行われます。「〜プレ・ポストIPO企業必見〜 単体・連結・開示を一気通貫!システム活用による業務効率化のポイントとは?」というテーマで、企業の経営者や実務者に向けた内容です。セミナー参加は無料で、事前登録が必要です。
開催情報
- - 日付: 2022年12月8日(木)
- - 時間: 13:00~14:00(12:45~受付)
- - 形式: ウェビナー(Zoom)
この新たなサービスの継続的な発展が、企業の業務効率化に寄与することを期待しています。今後の展開に注目です。