新たな選択肢としての予防医療、リリモアクリニック内科歯科が開院

予防医療を軸にしたリリモアクリニックの開院

2023年10月31日、東京都新宿区に新たに開院したリリモアクリニック内科歯科。これは、現代の「人生100年時代」においてますます重要視される予防医療に注力したクリニックです。院長の各務康貴氏は、過去の医療現場での経験を基に、病気になる前にしっかりとした予防策を講じることが必要だと強調しています。

予防医療の重要性

人生100年時代が進む中、延びる寿命に伴い医療費の増加が懸念されており、厚生労働省もそのデータを示しています。令和2年度の国民医療費は42兆9,665億円、2025年度には52.3兆円に達するという予測が出ています。このような背景の中、各務院長は「治療を行うだけでなく、予防の重要性を広めることが私たちの使命だ」と語ります。予防医療とは、病気を未然に防ぐための手段であり、早期発見や早期治療の観点からも必要不可欠です。

政府の取り組みとクリニックの特徴

政府もこの流れに乗り、「人生100年時代構想会議」では、教育・仕事・老後といった従来のライフステージを超えて多様な人生の在り方を論じています。経済産業省は、予防政策によって医療費を抑制できるというビジョンを持ち、予防・健康管理の重要性を訴えているのです。このような政策と連動する形で、リリモアクリニックも予防に特化したサービスを展開し、医療費を削減することを目指しています。

院長の背景と専門性

院長の各務康貴氏は、大分大学を卒業後、救急医療や在宅医療に従事。その後、電通コンサルティングにて新規事業開発などを行う一方で、2019年に予防医療に特化した事業を立ち上げます。マウスピース矯正「hanaravi」を通じて、口腔内からの予防策を打ち出しました。また、リリモアクリニックでは、医科と歯科の連携によって患者に合わせた治療を提供する方針を掲げています。

クリニック名の由来

「リリモア」という名前は、患者が未来に対する不安や心配をなくす手助けをしたいという思いを込めています。「Relief（リリーフ）」の心配を軽減するという意味と、「More（モア）」のさらなる医療実装を組み合わせた名前です。院長は、見た目の改善から予防につながる取り組みが重要であり、患者に寄り添った医療を提供したいと考えています。