GAKUで新たな挑戦「intimacy lessons」
10代のクリエーションに特化した学び舎「GAKU」が、未来社会における「衣食住」について学生たちが探求する新しいプロジェクト「YES」の第2期「intimacy lessons」を始動します。これは、三菱地所株式会社の協賛を受け、10代の参加者が都市や社会の抱えるさまざまな課題を考え、自らの価値観を見つける機会を提供するプログラムです。
このプロジェクトの中心となるテーマは「いとおしさ」や「インティマシー」、哲学者の鞍田崇によって提唱されています。ここでは、衣服や食事、住環境など私たちの生活様式に対する新しい見方を促し、より持続可能で心温まる社会を描いていくことを目的としています。
クラス内容
「intimacy lessons」は3つのクラスで構成されています。
1.
ナラティブとしてのファッション
- 講師:山縣良和(デザイナー)、向千鶴(編集者)、八木華(ドレスデザイナー)
- 装いの物語性を考察し、どのように私たちのアイデンティティや環境を形作っているのかについて学びます。
2.
関係美食論
- 講師:丹野貴士(シェフ)、野田達也(ディレクター)
- 食事を通じた人との関係性を探り、食が生み出すコミュニティや文化について思考します。
3.
いきつけ都市論
- 講師:鞍田崇(哲学者)、熊井晃史(事務局長)
- 「いきつけ」という概念から、私たちがどのような都市空間を必要としているか、そしてどのようにそれを感じるかを議論します。
このプログラムは2025年9月から2026年1月にかけて行われ、各クラスは約8回の授業で構成されています。10代の参加者を対象にしており、先着順で定員が約10名程度に制限されています。参加費は無料です。
トークイベントも開催
プログラムの初回には鞍田崇による一般公開のトークイベント「いとおしさから捉え直す衣食住」が開催されます。このイベントは、10代だけでなく、すべての年齢層の方が参加できる機会であり、多くの方にこのプロジェクトに関心を持ってもらうことを目的としています。参加は無料で、定員は15名程度、先着順での受付となります。日時は2025年9月20日(土)の15時から17時30分まで、会場は東京都千代田区のSAAI Wonder Working Communityです。
未来を見据えて
「intimacy lessons」を通して、参加者たちは、未来社会のビジョンを自らの手で描く経験を得ることができます。社会的な問題に対する理解を深める一方で、創造的な表現を通じて自らの意見を発信できる場になっています。この取り組みが、将来のクリエイターたちにとって意味のある学びの場となることを期待しています。参加を希望する方は、GAKUの公式ウェブサイトで詳細を確認し、申し込みを行ってください。
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