読み書き支援講座が開講
昨今、教育の現場では読み書きが困難な子どもたちへの理解と支援が重要視されています。特に、学習障害の一つであるディスレクシアは、多くの児童に影響を及ぼし、その存在は決して無視できるものではありません。実際、40人規模のクラスでは約3人が何らかの形での読み書きの困難を抱えているとされています。しかし、その問題は目に見えにくく、周囲の理解が十分ではないため、苦しんでいる子どもたちは少なくありません。
彼らは「頑張っても読めない」「宿題を泣きながら終わらせる」といった辛い体験をし、しばしば二次障害や不登校に繋がります。こうした状況を改善するために必要なのが、個々の子どもに合った支援の方法です。そこで、特化型eラーニング講座「日本語の読み書き困難指導・支援講座」が登場します。この講座では、実践的な指導法やICT技術を活用した支援手段を学ぶことができます。
講座の概要
この講座は、支援者としての基本を理解し、読み書きに困っている子どもたちへの配慮や必要な知識を得ることを目的としています。受講者は教育、福祉、医療関係者はもちろん、保護者に至るまで広範囲に及びます。
開講日程
- - 申込期間: 2025年7月1日(火)~ 8月31日(日)
- - 受講期間: 申込み・決済後 ~ 9月30日(火)
講座内容
- - 講座数: イントロダクション+全6講座
- - 視聴時間: 約7時間
- - 受講料: 一般 15,000円+税(学生・教員・支援員に割引あり)
受講者特典として、2025年10月5日(日)に開催される「読み書き支援ラボ」に無料で参加できる機会もあります。また、講座では、実際の事例を取り上げた内容も含まれており、実践に即した学びが得られる場となっています。
申し込み方法
興味を持たれた方は、以下のリンクから申し込むことができます。
申し込みはこちら
お問い合わせ
講座に関する質問や詳細については、認定NPO法人エッジまでご連絡ください。連絡先は以下です。
認定NPO法人エッジの役割
認定NPO法人エッジは、2001年に設立され、ディスレクシアに関する正しい知識の普及と支援を目的に活動しています。会長の藤堂栄子は、文部科学省や厚生労働省の委員としても活動し、様々な法律にも関与しています。彼女の尽力で、より多くの人がディスレクシアへの理解を深め、適切な支援が行われる社会を目指しています。
私たちは、多様性を尊重し、全ての子どもたちが安心して学べる環境を作るために、この講座を通じて学び続けていきます。