プリンセス・ロイヤルが臨席するキュナード185周年記念式典
英国のラグジュアリー・クルーズライン、キュナードは、今年で創業185周年を迎え、その特別な節目を祝う記念式典を5月27日にリバプールで開催します。この式典には、プリンセス・ロイヤル殿下がご臨席される予定であり、海洋遺産を称える大変意義深いイベントとなります。
式典は、キュナードの最新船「クイーン・アン」が5月26日にマーシー川に到着するところから始まります。この美しい船は、キュナードの創業地であるリバプールで1年前に歴史的な命名式を行い、市の名前を船名として初めて使用されました。命名式には、リバプールを象徴する5名の女性たちが出席し地域のアイコンともなりました。
キュナードは、クイーン・アンの初の王室訪問をプリンセス・ロイヤル陛下をお迎えする形で実現します。この瞬間、イギリス陸軍バンドが音楽で祝福し、記念すべき式典が始まります。アン王女陛下は、キュナードの185年にわたる歴史やリバプールとの絆、さらにはクイーン・アンの船長たちへの祝辞を述べる予定です。
また、式典の後には「シー・オブ・グラマー」展がリバプール・ロイヤル・リバー・ビルディングで開幕します。この展覧会は著名な写真家メアリー・マッカートニー氏が監修を務め、キュナードの豪華な185年の歴史を彩る展示が行われます。展覧会では、ハリウッドのアイコンや音楽、文学の偉業を世界に知らしめた人物たちの写真185点が展示され、一般も観覧できる機会となります。
なお、この「シー・オブ・グラマー」展は、2025年の5月28日から6月17日まで一般公開後、キュナードの船で世界を巡る航海にも出る予定です。展示内容には、過去や現在のゲストのストーリーが含まれ、クルーズ船での生活を体験できる没入型オーディオ体験なども用意されています。特にロイヤル・リバー・ビルディング内のインスタレーション「セイルズ・オブ・ヒストリー」は、その美しいデザインが期待されています。
キュナードの社長ケイティ・マカリスターは、この記念式典を「キュナードにとって画期的な瞬間」と表現し、これにより185年の歴史を祝うことは非常に光栄であると述べています。キュナードは、過去の栄光を引き継ぎ、現代においても洗練された体験を提供し続ける企業であり、その20世紀にわたる航海の伝統は決して色あせることがありません。
今後もキュナードは、特別なイベントやテーマ・クルーズを実施し、さらなる進化を遂げていくことでしょう。185周年を迎えるにあたり、キュナードの名を刻む卓越した体験に期待が寄せられています。