超音波厚さ測定ドローン『ELIOS 3 UT検査ペイロード』が新たなスタンダードに
ブルーイノベーション株式会社(本社:東京都文京区)の次世代ドローン「ELIOS 3 UT検査ペイロード」が、一般財団法人日本海事協会(ClassNK)からの「製品・ソリューション向けイノベーションエンドースメント認証」を取得した。この認証により、同ドローンが海事分野における安全性の向上と効率化に寄与する技術であることが公式に認められたことになる。
ドローンの特徴と技術
「ELIOS 3 UT検査ペイロード」は、スイスの企業Flyabilityが開発した屋内点検用の球体ドローン「ELIOS 3」をベースに設計されている。特に閉鎖空間や危険な環境下での安全かつ高精度な検査を実現するために、超音波厚さ測定(UT)機能を搭載。この技術により、従来は困難だった状況下でも危険を伴わずに、必要な情報を収集できる。
認証の意義
本認証は、ELIOS 3 UT検査ペイロードの以下の優れた特性を示すものである。
1. フレキシブルな設計により、UT検査ペイロードは既存の測量機器と併用できる。
2. 遠隔操作可能なディスペンサーで、カプラントをスムーズに塗布できる。
3. 本体の任意の場所に装着可能で、柔軟な計測が可能。
4. 様々な条件に対応するため、3種類のUTプローブを採用。
5. クリーニングモジュールにより、対象物のメンテナンスも実施可能。
6. Live A-Scan技術を活用し、リアルタイムで測定することで自動化の効率も向上。
詳細情報は
こちら から確認ができる。
2025年のバリシップ展での実機展示
ブルーイノベーションは2025年5月22日から24日に愛媛県今治市で開催予定の「バリシップ2025」へ出展し、ELIOS 3 UT検査ペイロードを実際に体験できる機会を提供する予定だ。この展示会は西日本最大の海事関連イベントであり、関係者にとって見逃せないイベントとなるだろう。興味のある方は、ブース名「BC-48」への訪問をお勧めする。
公式サイトで詳細を確認:
バリシップ2025
ドローン技術の未来
ELIOS 3 UT検査ペイロードが日本国内での海事関連業務に導入されることにより、従来数千時間かかっていたバラストタンク内の定期検査が驚くべきスピードで行えるようになる。これまでの検査手法では、足場などの特殊な機材が必要だったが、このドローンの導入によって、遠隔で安全かつ低コストでの作業が現実のものとなる。
こうした革新的な技術は、海事業界に限らず、様々な分野での利用が期待されている。今後もブルーイノベーションは新たなソリューションを提供し続け、業界の発展に寄与することだろう。
会社概要
ブルーイノベーション株式会社は1999年に設立され、ドローンを用いた様々なソリューションの提供に注力している。彼らのプラットフォーム「BEP」を活用し、点検や教育、物流ソリューションを展開しており、特にプラントや公共インフラなど多岐にわたる分野での導入実績を有する。
公式サイト:
ブルーイノベーション