アシストスーツ導入
2025-06-20 10:19:53

シルバー人材センターにアシストスーツ導入、高齢者の働きやすさ向上へ

高齢者の就業を支えるアシストスーツ



近年、健康で働く意欲を持つ高齢者が地域社会で果たす役割はますます重要になっています。しかし、実際の業務には体力や持久力が求められるため、身体的負担が大きな障壁となってきました。こうした中、公益社団法人武蔵村山市シルバー人材センターは、株式会社イノフィスが製造したアシストスーツ「マッスルスーツSoft-Power EASY-LIFT」を導入し、22台を貸与しました。

このアシストスーツは腰の負担を最大33%軽減することができ、高齢者が安心して働ける環境を提供します。実際、草刈りや草むしりなどの業務を行う際に、作業の負担を軽減する効果が期待されています。

厚生労働省のサポート



厚生労働省は、全国のシルバー人材センターを対象に、アシストスーツなどのレンタル費用を国が負担するモデル事業を2025年度に開始します。この取り組みにより、高齢者が安心・安全に就業を続けられる環境が整備されていくことが期待されています。特に公園の美化や家事援助サービスなど、肉体的な負担が多い業務において、この新しい技術がどのように役立つのか注目されています。

実際の導入効果



武蔵村山市シルバー人材センターの事務局長代理、斎藤淳さんによると、実際にスーツを使った会員からは、「立ち上がるのが楽になった」「身体の負担が軽くなった」という声が寄せられています。これまで、高齢の会員は「2人で持つ」や「交代で作業する」といった工夫で作業を行っていましたが、アシストスーツの導入により、こうした工夫をさまざまな面で改善することが可能になりました。

「マッスルスーツSoft-Power EASY-LIFT」とは



「マッスルスーツSoft-Power EASY-LIFT」は、日常の腰にかかる負担を軽減するために設計されています。重量はたった310gで、身軽に動けるのが特徴です。誰でも簡単に装着でき、扱いやすさも兼ね備えています。洗濯可能でメンテナンスも容易なため、高齢者にとって親しみやすい製品となっています。公式の販売価格は22,000円(税込)で、幅広い人々に認知されることを願っています。

今後の展望



アシストスーツの導入により、高齢者が身体的負担を軽減し、より安全に社会で活躍できる機会が増加することが期待されています。今後、マッスルスーツが多くの高齢者に広がり、どのように地域社会に貢献していくのか見守る必要があります。アシストスーツの一般化が進めば、高齢者の雇用に対する考え方も変わってくる可能性があります。

また、イノフィスは2025年5月に東京都内でショールームを開設し、様々な業界の導入者や報道関係者に向けての体験の場を提供します。地元の高齢者が必要とする技術が、多くの人に届く日も近いでしょう。

このように、アシストスーツの導入は、地域社会の担い手としての高齢者の意義を再定義する可能性を秘めており、今後の動向が期待されます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
株式会社イノフィス
住所
東京都八王子市東町7-6 エバーズ第12八王子ビル
電話番号
0120-046-505

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。