新たな物語の世界へ!双葉文庫パステルNOVEL創刊
2023年、双葉社が新たに手掛ける文庫レーベル「双葉文庫パステルNOVEL」が登場しました。主に10代をターゲットにしたこのレーベルは、これまでにも「告白」や「夜に駆ける YOASOBI小説集」、「君の膵臓をたべたい」などのヒット作を刊行してきた双葉社の新たな挑戦として、大きな注目を集めています。
10代向けライト文芸の魅力
「双葉文庫パステルNOVEL」は、特に若い読者に対して新しい読書体験を提供することを目的としています。第一弾作品として、いぬじゅん著の『君がくれた七日間の余命カレンダー』と、丸井とまと著の『世界の片隅で、そっと恋が息をする』が3月12日に発売されます。
『君がくれた七日間の余命カレンダー』は、自信のない主人公が冬の奇跡を通じて自己を見つめ直し、成長していく青春ファンタジー。一方、『世界の片隅で、そっと恋が息をする』は、期間限定の恋人ごっこから始まる関係の中で、人とは何か、自己とは何かを再発見する物語です。どちらも心温まる成長物語であり、共感を呼ぶ内容となっています。
パステルの名に込めた想い
この新レーベルの名は、10代の心に寄り添った「パステル」からインスパイアを受けています。彼らはまだ明確な色合いを持っておらず、様々な経験から影響を受け育ちます。双葉社は、そうした彼らに明るい色どりを加えるようなストーリーを提供していくという意志を込めています。
クロスメディア体験の提供
「双葉文庫パステルNOVEL」では、ただの読書にとどまらず、イラストや動画、音声といった様々なメディアを組み合わせた体験型のアプローチがされています。小説と映画、マンガ、アニメ、音楽など、それぞれのメディアが相互に楽しむための新たな方法を提供し、読書そのものだけでは終わらない体験を目指しています。
また、SNSでの情報発信も活発に行う予定で、「TikTok」を通じて物語の内容や魅力を多くの人に届けていこうとしています。これにより、読書の新たな魅力と楽しみを広げることを目指しています。
書籍購入特典の紹介
創刊を記念して、まずは登場する2作品を購入した方には、特製のしおりがプレゼントされます。このしおりは、人気イラストレーターによるアートが施されたものとなっており、コレクターズアイテムとしての価値も十分です。
終わりに
「双葉文庫パステルNOVEL」は、未来を担う若い世代に向けて、魅力的で感動を呼ぶ物語を提供していくレーベルです。読書が身近にある生活を促進し、心を動かす素敵な作品との出会いを応援するために、この新たな挑戦が始まったことを嬉しく思います。これからの展開に期待しつつ、ぜひ皆さんも新しい読書の世界を体験してみてください。