スペインのアーティストが藤枝市で陶芸ワークショップを開催
藤枝市の「ふじえだ陶芸村構想」の一環として、アーティスト・イン・レジデンスプログラムが進行中です。その中で招待されたスペインのアーティスト、ハビエル・マリモン・ベラスケス氏が、瀬戸谷小学校での陶芸ワークショップを実施しました。
ハビエル氏について
ハビエル・マリモン・ベラスケス氏は、1985年にスペインで生まれたアーティストで、17世紀の宮廷画家ディエゴ・ベラスケスの直系の子孫です。音楽や視覚芸術(イラスト、アニメ、映像)を融合させる多才な活動で知られています。彼のアプローチはシュールレアリスムに根ざしており、アートを通じて理念を共有することに重点を置いています。
ワークショップの内容
ワークショップは図工の時間に2回にわたって実施され、藤枝市立瀬戸谷小学校に通う3年生と4年生の合計21人が参加しました。初回は10月4日(金)に行われ、参加者は「人の目に見えない生き物」をテーマにした陶芸作品の制作に取り組みました。このセッションでは、まず粘土を使って下絵を基に造形を行う方法を学びました。
次回のワークショップは11月8日(金)に予定されており、その際には素焼きした作品に絵付けを行う予定です。ハビエル氏の手ほどきのもと、子どもたちは自らのイメージを他者と交換し、創造の過程を楽しむことができました。
展示会の案内
参加者が制作した陶芸作品は、ハビエル氏が藤枝滞在中に手掛けた作品とともに11月下旬に展示される予定です。会場は市之瀬地区にある旧茶工場で、11月24日から30日までの間に一般公開される予定になります。ここでは、アートを介した交流と経験の共有が期待されています。
アーティスト・イン・レジデンスについて
アーティスト・イン・レジデンスのプログラムは、9月9日から11月30日までの期間に亘り、藤枝市の市之瀬地区旧茶工場を拠点に活動しています。このプログラムでは、アーティストが地域に滞在し、音楽や陶芸、絵画など多様なアート作品を制作することが促進されています。見学は自由で、訪れる人々もアートの制作過程を間近で体験する貴重な機会を得られます。
地域の子どもたちとアーティストの協力を通じて、創造性の大切さやアートの楽しさを再認識できるこの取り組みは、多くの人々にとって忘れられない経験となることでしょう。