ACY感謝祭の展望
2025-01-21 11:51:52

アーツ・コミッションヨコハマ感謝祭:地域とアートの新たな可能性を探る

ACY感謝祭の振り返り



2024年度のアーツ・コミッションヨコハマ(ACY)アーティスト・フェローシップ助成プログラムの受賞者たちが集まり、1年の歩みを振り返る感謝祭が横浜市役所アトリウムにて開催されました。このイベントは、アートと地域社会の関わり方について新たな可能性を見出す貴重な場となりました。

第一部:アーティストの活動報告



14時から始まった第一部では、2024年度のアーティスト・フェローシップ助成に選ばれた5名のアーティストが登壇しました。

参加者は、アーティスト自身である鎌田友介や工藤春香、敷地理、永田康祐、野村眞人などで、それぞれの活動や地域とのつながりについて報告しました。特に、アーティストたちが日常生活の中で観察してきた現象や、地域社会への貢献についての対話が印象的でした。

「アーティストがまちにいることで見えた風景」というテーマの下、アーティスト同士や審査員との意見交換が行われ、地域活動への新たな視点を得る機会となりました。この交流を通じて、アートが地域にもたらす影響や意義がより鮮明になり、参加者たちの心に響きました。

第二部:芸術支援の価値を可視化する研究



17時から行われた第二部では、九州大学の中村美亜教授による研究発表が行われました。彼女はアートの文化的価値や支援の重要性を評価する方法についての調査研究を発表しました。この発表では、芸術支援がいかに社会にポジティブな影響を及ぼすかについて具体例を交えて提言されました。

中村教授の講演は、アートと社会の関係性をより深く理解するための素晴らしいインサイトを提供しました。特に、アートが持つ社会的影響力や、人々の生活に与える変化については、多くの参加者が強い関心を示しました。

活動紹介展示



報告会に合わせて、これまでのACYの活動をパネル形式で紹介する展示も行われました。2007年の設立以来の軌跡を紹介し、アートが地域にどのように広がってきたかを目にすることができました。

この展示では、様々なアーティストの活動や取り組みが分かりやすく整理されており、アートと地域の関係を再認識する良い機会となりました。

横浜を中心とするクリエイターによるワークショップも同時に実施され、参加者は自由に作品を手がけたり、アーティストと対話を楽しんだりすることができたのも、このイベントの大きな魅力の一つです。

まとめ



アーツ・コミッションヨコハマの感謝祭は、アートと地域がどのように交わり合い、新たな道を歩んでいるのかを知る貴重な機会となりました。物理的な距離を超えたアーティスト同士の交流や、地域の人々との対話がアートの未来を切り拓く可能性を示唆しています。

今後もこのようなイベントを通じて、アートが地域に根ざし、共に成長していく姿を見守っていきたいものです。


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会社情報

会社名
公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団
住所
横浜市中区山下町2番地 産業貿易センタービル1階
電話番号
045-221-0212

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