九電工が新本社にビットキーの「workhub」を導入
株式会社ビットキーと九電工は、九電工の新本社である「ONE FUKUOKA BLDG.」に、ビットキーのオフィス向けコネクトプラットフォーム「workhub」を導入しました。この取り組みは、来訪者受付や会議室予約のデジタル化、スマホアプリによる座席予約、さらには顔認証を用いた入退室機能を実現するもので、オフィスワーカーと訪問者に便利でシームレスな体験を提供します。
新オフィスでは、特に会議室予約システムが空調と連動し、会議が始まる前に自動で快適な室温を実現します。これにより、省エネルギーを達成しつつ、会議をスムーズに開始することが可能です。さらに、最終退室者の入退室履歴をアプリが管理し、オフィスの照明や空調を自動で停止させることで、無駄なエネルギー消費を抑えます。
また、九電工のフロア内では顔認証による入退室が導入されており、各従業員はセキュリティゲートをスムーズに通過できます。この技術の導入により、専用カードを持つ必要もなくなり、オフィス内の手ぶらでの移動が可能になりました。これにより、ビル内での行動の安全性が向上し、セキュリティも強化されます。
会議室や座席の予約は、「workhub」のアプリを通じて簡単に行えるため、直感的に操作できます。会議室の予約情報はOutlookカレンダーとも連携されており、ダブルブッキングの心配もありません。新オフィスには、フリーアドレスを採用した執務エリアや、創造的なアイディアを促進するライブラリー、リフレッシュエリアも整備され、多様な働き方に対応しています。
訪問者に対しても、二次元コードを用いた簡単な入館手続きを導入し、受付での手間を省きます。このシステムは、九電工が利用するOutlookカレンダーと連携しており、ゲスト招待を簡単に行える仕組みです。従業員はメールまたはアプリを通じて、来訪者に通知するため、内線電話でのやり取りも不要です。
このような取り組みは、ビルの設備とテナント企業のクラウドサービスがスムーズに連携している点が特徴です。九電工は昨今の企業における生産性向上やコラボレーションの重要性を重視し、働きやすいオフィス環境と環境負荷の軽減を目指しています。新中期経営計画には、先端技術を活用した業務改革が含まれており、特に空調制御の最適化に取り組んでいます。
この移転による効果として、九電工総務部プロジェクト課の課長である功野一也氏は、環境への配慮と快適な労働環境の実現を重視したとコメントしています。自動化された空調機能や顔認証入退室は、従業員の利便性を高め、快適なオフィスづくりに寄与しています。また、今後期待される省エネルギー効果にも注目されています。
「workhub」は、オフィスやビルの様々な設備・システムをつなげ、利用者や管理者にシームレスな体験を提供できる点が魅力です。これにより、オフィスのデジタル化と業務効率の向上が図られ、企業のニーズに応えられる仕組みが整備されています。
公式サイトにはさらに詳しい情報が掲載されているので、興味のある方はぜひ確認してみてください。