ネタフィムが支援
2021-09-28 15:00:06
イスラエル発アグリテック企業ネタフィムが宮城の農業支援に尽力!
イスラエル発アグリテック企業ネタフィムが宮城の農業支援に尽力
ネタフィムジャパン株式会社は、いま注目のイスラエル発のアグリテック企業です。この会社は、宮城県亘理町の農業支援を通じて、地域の復興に寄与しています。本記事では、ネタフィムの支援活動やその意義について詳しくご紹介します。
メノラーファームの設立と活動
ネタフィムは、宮城県亘理町にある「メノラー国際リーダーシップセンター」の中で「メノラーファーム」を運営しています。このファームでは、NPO法人セリアの会が地域住民と共に農作業を行い、ネタフィムが提供する点滴灌水システムを用いて作物を育てています。2021年10月2日には、メノラーファームの陸稲畑で収穫イベントが開催され、ネタフィムの関係者や地域住民が一緒に稲の収穫に参加しました。
ネタフィムは、2011年の東日本大震災以降、継続的に宮城県や福島県において支援活動を行っており、特に津波によって被害を受けた土地の農業再生に力を入れています。これまでに、イスラエル大使館と協力して、点滴灌水システムを用いた資材を寄贈し、放射能で汚染された土壌でも作物が育てられる環境を整えました。
点滴灌水システムの特徴
ネタフィムの点滴灌水システムは、ココピートというココナッツの繊維を使った資材と組み合わせることで、水耕栽培を迅速に行えることが特徴です。これにより地域の農家は、土に触れることなく安全に作物を育てることができます。ネタフィムが手掛けるこの技術は、地域の農業復興の希望となっています。
地域との連携による運営
宮城県亘理町は、イスラエルとの親交が深い町です。2020年には、東京オリンピックにおいてイスラエルの「東北復興ありがとう」のホストタウンにも指定されました。NPO法人セリアの会が運営するメノラーファームでは、農業経験のない子どもたちも参加できるよう、東京からネタフィムのスタッフが定期的に訪れてサポートしています。
地域振興のための努力
ネタフィムは、農業のみならず、地域振興を目的としたさまざまな活動にも力を入れています。「GROW MORE WITH LESS™️」というビジョンのもと、農業参加の新しい形を模索し、収穫を通じた地域との交流や協力を進めています。
ネタフィムの背景と理念
ネタフィムは、1965年にイスラエルで創業し、現在は33の現地法人と17の製造工場を持っています。情報技術を農業に応用した「精密灌水システム」をデジタル化し、より効率的に資源を活用しています。日本では、ネタフィムジャパン株式会社が地域の緑化やスマート農業の普及を推進しており、さまざまなプロジェクトで成功を収めています。
結論
ネタフィムの取り組みは、地域住民との連携を強化し、新たな農業の形を提供することに成功しています。今後もこのような支援活動を通じて、宮城県亘理町の農業復興に寄与することが期待されます。地域の発展と持続可能な農業の実現に向けて、ネタフィムの存在はますます重要になってくるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
ネタフィムジャパン株式会社
- 住所
- 東京都中央区日本橋中洲5-10第16シグマ日本橋ビル
- 電話番号
-
03-3663-6510