札幌市の旅費事務効率化
2026-06-23 10:12:57

札幌市での生成AIを活用した旅費事務効率化の成果とは

札幌市における生成AI活用による旅費事務効率化の実証実験



2025年12月から2026年3月にかけて、北海道札幌市で生成AIおよびAIエージェントを用いた旅費事務の効率化に関する実証実験が行われました。この取り組みは、株式会社両備システムズが提供する特化型内部情報システム「公開羅針盤V4庶務事務システム」を基に実施され、具体的には旅費事務にかかる作業時間や規程遵守率を評価しました。

実証実験の背景



自治体の旅費事務は、各市町村によって異なる規定に基づいて行われるため、全国的に統一されたシステムを用いることが難しい現状があります。そのため、手作業での確認作業が多く残り、出張に伴う複雑な承認フローが職員の負担となっています。札幌市では、全庁的に生成AIの活用を進める中で、特に影響範囲の広い旅費事務の効率化に注力し、民間企業との官民連携でこの実証実験が実施されることになりました。

実証内容と成果



実証内容



本実証において、生成AIおよびAIエージェントを用いて出張の条件に合った合理的な行程案の自動生成や、旅費の自動計算、審査業務の迅速化を図りました。職員が生成AIを活用し、月ごとに出張行程の作成および承認を行う業務手続きの中で作業時間と旅費規程の遵守率が評価されました。

評価結果



実証の結果、以下のような成果が確認されました:

1. 処理時間短縮率:平均27.2%の時間が削減され、具体的には出張の条件が複雑な場合ほどその効果が大きいことが分かりました。

2. 規程遵守率:札幌市の旅費規程に基づく評価で、98.1%が規程に沿った結果となりました。

この結果から、生成AIおよびAIエージェントは職員間の経験差を埋める有効な手段であることが示されましたが、一方で全ての規程に完璧に準拠するわけではなく、補助ツールとしての運用ルールが必要であることも確認されました。

今後の展望



今回の実証を踏まえ、他の自治体における旅費事務でも同様の効率化が可能かを検証することが計画されています。また、生成AIが有効と確認された事務には旅費事務以外の分野も含まれ、AIの適用範囲を広げていく方針です。これにより、職員の事務負担を軽減し、自治体全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進することが期待されています。

公開羅針盤シリーズとは



両備システムズが提供する「公開羅針盤」シリーズには、内部業務のさまざまなニーズに応えられるソリューションが揃っています。このシリーズを通じて、自治体の業務がよりスムーズかつ効率的に行われることが目指されています。

実証の詳細や今後の展開に関しては、両備システムズの公式サイトにてご確認いただけます。

会社情報

会社名
株式会社両備システムズ
住所
電話番号

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