麻生工科自動車大学校が新たな学科を設立
福岡県福岡市に位置する専門学校麻生工科自動車大学校が、2025年4月から新しい学科「自動車工学・機械設計科」を開設します。この学科は、自動車整備の技術と機械工学の知識を統合して、日本の自動車産業を支えることを目的としています。
新学科設立の背景
本校は職業実践専門課程の認定を受けており、企業との連携に基づくカリキュラム開発を積極的に進めてきました。製造業界における需要調査から、高度な機械工学の知識と自動車整備技術を兼ね備えた人材を求める声が多いことが明らかになっています。これを受け、長年の自動車技術教育のノウハウを活用し、二級自動車整備士と3次元CAD利用技術者の資格が取得できる新たな学科が設立されました。
「自動車工学・機械設計科」の魅力
この学科の最大の特徴は、自動車整備と工学の専門知識を学べる点です。九州唯一のこの学科では、他校にはない独自のカリキュラムが設置されており、学生は整備や設計の両方に精通した人材として育成されます。
具体的には、自動車整備士であるメカニックと、設計や工学に関わるエンジニアを目指せるため、現場での実践力を身につけることができます。特に、自動車業界でのキャリアを広げたいと考える学生にとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
資格取得と教育環境
学生は専門的な技術や知識を習得した証として「高度専門士」の称号を得ることができます。また、希望者に対しては、産業能率大学の通信教育課程を併修することにより、大学卒業資格である「学士」を取得することも可能です。これにより、専門技術に加え、高度な学問的知識も兼ね備えたエンジニアを育成する教育環境が整っています。
資格取得を支援するため、年間を通じて特別授業を実施しており、様々な資格取得にチャレンジする機会も提供されています。大学の単位取得のサポートや、学生のスケジュール管理を手助けする体制も整えており、学習に専念できる環境です。
学科で学べる職業と取得できる資格
新設の「自動車工学・機械設計科」では、様々な職業に対応できるカリキュラムが組まれています。具体的な職業には、自動車実験研究、自動車設計開発、自動車整備士、特殊車両整備士、整備士養成教員、テクニカルライターなどが含まれます。
また、学生は次の国家資格を取得する機会もあります。
- - 二級自動車整備士(総合)
- - 3次元CAD利用技術者
- - 危険物取扱者免状
- - 第2種電気工事士
これらの資格は、就職活動において大きなアドバンテージとなるでしょう。
オープンキャンパスのご案内
麻生工科自動車大学校では、オープンキャンパスや個別相談会を開催しています。授業内容や施設、学費のサポートについて直接確認できる良い機会ですので、興味のある方はぜひ参加してみてください。
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まとめ
麻生工科自動車大学校の新設学科「自動車工学・機械設計科」は、次世代の優れたエンジニアを育てるための重要なステップを踏み出しました。自動車業界の最新技術を学び、高い専門性を持つ人材として活躍する道が開かれています。このチャンスを逃さず、未来の自分を一緒に築いていきましょう。