ソラカメ、リアルタイム通知オプションを発表
株式会社ソラコムが提供しているクラウドカメラサービス「ソラカメ」は、Wi-Fiカメラの稼働状況に関する新しい通知オプションを2024年10月3日より開始します。この機能は、カメラの状態や動きに関する情報を、リアルタイムでメールやチャットサービスに届けることを目的としています。
「ソラカメ」とは?
「ソラカメ」は、利用が容易なWi-Fiカメラによるクラウド録画サービスで、特別な技術を必要とせずに設置・運用できます。電源とWi-Fiがあれば、スマートフォンアプリを通じて数分で初期設定を行い、そのままライブ映像や録画内容の確認を始められます。さらに、APIを介して他のシステムとも連携可能で、外部のAI解析アルゴリズムとも提携しています。
このため、スーパーマーケットや工場、建設現場などの多様な業種において導入されるケースが増えています。特に、数十台から数百台のカメラを一括で管理する企業にとって、稼働状況の把握は非常に重要です。
新たに登場する通知オプション
「ソラカメ」が提供する新機能には、「ステータス通知」と「イベント通知」の二つのタイプがあります。
ステータス通知
この機能では、登録されたカメラの数や稼働状況に異常があった時、メールやWebhookを通じて即座に知らせてくれます。例えば、カメラがオフラインになる、録画が停止するなどの事態が発生した際に、迅速に把握できます。これによって、運用管理者はリアルタイムでの対応が可能になります。
イベント通知
こちらはカメラが動きを検知した際や、音を拾った際にアラートを発信する機能です。立ち入り禁止エリアでの異常行動や特定の時間帯での音をキャッチすると、即座に通知を受け取ることができます。これにより、より迅速な対応が可能になり、セキュリティの面でも大きな強化が期待されます。
両方の通知機能は、事前に設定したメールアドレスに届く他、SlackやMicrosoft Teams、LINEなどのさまざまなWebサービスとも連携可能です。
料金体系と条件
「ステータス通知」に関しては、アカウントへのデバイスの追加や削除は無償で行えますが、デバイスがオンラインかオフラインかの状態確認には月額55円(税込)が必要です。また、「イベント通知」はメール通知が1台あたり月額22円で提供され、Webhookを利用すれば同様に月額22円で利用できます。
これらのサービスは「SORACOM IoTストア」または「SORACOMユーザーコンソール」からカメラを購入した方が対象となります。今回のリリースは、IoT技術をより身近に感じてもらうための一環として位置づけられ、ソラコムは今後もお客様やパートナー企業と共に社会・ビジネスの革新を追求していく意向です。
詳しい情報は、
ソラカメ公式ウェブサイトを訪れてご確認ください。