長野県小海町に新たな宿泊施設『HOTEL MIYAM』が開業へ

自然と共にある宿泊体験 - 『HOTEL MIYAM』

標高1,123メートル、松原湖の畔に佇む『HOTEL MIYAM』は、2023年7月3日に開業します。この新しい宿泊施設は、小海町の自然豊かな環境の中で、持続可能な体験を提供することを目指しています。開業に至る背景には、地域の環境や社会的変化があり、宿泊業や飲食店の減少が懸念されていることから、地域活性化のためのプロジェクト『小海 SX Field』が立ち上がったことがあります。

小海町とSXプロジェクトの概要

小海町は、八ヶ岳のふもとに広がる美しい自然が魅力です。ここでは観光地としての賑わいがありましたが、近年、地球温暖化や少子高齢化などの影響を受け、地域全体の存続が問われる事態となっています。そんな中、都市開発や地方創生に特化した株式会社さとゆめが支援し、子会社のMIYAMOTOが新たな宿泊施設『HOTEL MIYAM』を設立し、サステナビリティに注力した取り組みを始めました。この取り組みとして位置づけられるのが、SX（Sustainability Experience for Sustainability Transformation）プロジェクトです。

SXは一般的にサステナビリティの変革を意味し、小海町では地域の持続可能性を高めることを目的としています。『HOTEL MIYAM』は、過去の旅館「宮本屋」をリノベーションし、全7室の客室を備えた宿泊施設へと生まれ変わります。このプロジェクトを通じて、地域とのつながりを深めながら、自然の美しさを堪能できる場所を目指しています。

『HOTEL MIYAM』の施設概要

『HOTEL MIYAM』は、湖と森に囲まれた静かな空間で、季節ごとに移ろいゆく自然を感じながら、心に残る滞在が体験できます。客室の内装には、北欧と日本の美を融合させたJapandiスタイルを採用し、地域の素材を用いたアートや長野県産の木材から作られた家具を取り入れています。

客室の特徴

全7室のうち、6室は湖に面しており、それぞれ異なるデザインを施しています。八ヶ岳のパノラマを独占できるグランドスイートルームや、眺望の良い浴室を備えたレイクフロントツイン、クリエイティブな作業ができるクリエイターズ・ツインなど、バリエーション豊かなルームタイプが用意されています。詳細は公式ウェブサイトで確認できます。