秋田の結婚式場がLGBTQセクシュアリティに寄り添う新サービスを開始

秋田の結婚式場がLGBTQに寄り添う新たな取り組み

秋田県で4つの結婚式場を運営する株式会社イヤタカが、LGBTQのセクシュアリティの多様性に配慮した結婚セレモニーのサービスをスタートしました。この動きは、秋田県が2022年4月に導入した「あきたパートナーシップ宣誓証明制度」に基づき、同性カップルを含むすべてのカップルが安心して結婚式を挙げられるようサポートするものです。

セクシュアリティの多様性を尊重する社会の実現へ

秋田県では、様々な差別をなくし、誰もが安心して暮らせる社会を目指す「多様性に満ちた社会づくり基本条例」が施行されます。この条例は、個性を尊重し、多様な価値観を受け入れることを重視しています。これに伴い、イヤタカは企業としてこの理念を受け入れ、特にセクシュアリティの多様性に焦点を当て、既存の婚礼サービスの見直しや新たな商品の開発に取り組む決意を固めました。

イヤタカの歴史と企業理念

イヤタカは、1974年の創業以来、20,000組を超える結婚式に携わってきました。同社が掲げる企業理念は、結婚式を通じてカップルやその家族、参列者の人生をより豊かにすることです。この理念のもと、結婚式を希望するカップルの理解者となり、全力でサポートすることを目指しています。

新たな取り組みと具体的な施策

イヤタカは、秋田県の基本条例と「あきたパートナーシップ宣誓証明制度」を意識した具体的な取り組みを計画しています。以下はその主な内容です：

1. ### 社内意識の向上
- ウェディングプランナーや他の関連職種向けに、LGBTQに関する勉強会を実施し理解を深めます。

2. ### 外部協力者との連携
- 司会者や美容師といった外部の専門家向けにも勉強会を行い、婚礼サービス全体でセクシュアリティの多様性を理解します。

3. ### 多様な商品開発
- 独立型チャペルやフォトスタジオを利用した貸し切りプランの企画を進めます。また、ドレスやタキシードのレンタルプランを多様化し、あらゆる要望に対応します。

4. ### 多様なニーズに応える体制
- オンライン商談や専用アプリを活用し、遠方のカップルからの需要にも応じます。

5. ### オペレーションの見直し
- 既存の業務フローを分析し、性別による区別がないか確認・修正します。

イヤタカの未来に向けて

これらの取り組みを通じて、イヤタカは価値観の多様性が認められる社会の実現に寄与し、結婚を通じてできる限り多くの方の人生を豊かにすることを目指しています。多様性に満ちた世界では、全てのカップルが自分たちに合った結婚式を自由にデザインできる未来が広がります。

今後、こうした取り組みがより多くの人々に広がり、実際の生活に根付いていくことが期待されます。