ネットスプリングがAXIOLEのパスキー対応版を発表
株式会社ネットスプリング(東京都港区、代表取締役社長:西武 進)は、LDAPベースの認証アプライアンスサーバ「AXIOLE®」の新しいバージョン、パスキー対応版のリリースを発表しました。この新製品は、全てのプラットフォームに向けてパスキー機能を実装したAXIOLE v1.25として提供される予定です。このリリースは、以前に登場したAXIOLE for Nutanix AHV版においても同様に適用されます。正式なリリース日は2025年11月27日を予定しています。
AXIOLEは、LDAPやRADIUS認証プロトコルに対応した、認証機能に特化したオールインワンのアプライアンスサーバ製品です。Active Directoryをはじめ、他のLDAPサーバーとの連携機能を標準装備し、Shibboleth IdPやGoogle Workspace、Microsoft Entra IDとの外部連携もオプションで追加できるなど、多彩な機能を持っています。実際、2006年に初めて製品が出荷されて以来その設計思想や運用の容易性、安定性から、多くの教育機関で導入されてきました。最近では中堅企業にも導入が進みつつあります。
昨今のセキュリティ強化に伴い、パスキーは安全性の高い認証方式として注目されています。AXIOLEでは、次世代の認証方式として、IdP(Shibboleth)へのログインやユーザWeb UI(マイページ)へのログインにパスキーを活用できるようになりました。この機能は、FIDO2に準拠しており、多くのブラウザやデバイスでの利用が可能です。
AXIOLE v1.25の特徴
- AXIOLEのIdP認証時にパスキーが利用可能(Shibboleth IdPの有償オプションが必要)
- ユーザWeb UI(マイページ)のログインにもパスキーが使用できる(無償)
- 対応ブラウザ:Chrome、Edge、Safariなど
- 対応デバイス:Android、iOS/iPadOS、Windows Helloなど
AXIOLE for Nutanix AHV版v1.24.5の機能を包含。
- ログ関連機能の追加(2FAログ関連やユーザWebUIアクセスログ関連)
- 詳細は各プラットフォームのリリースノートを参照。
- 最新のOSSの適用や多くの改善修正が行われている。
パスキー機能は、既存のAXIOLEユーザーにとって、新バージョンv1.25へのバージョンアップを行うことで即座に利用可能となります。さらに、AXIOLE IdP専用モデルのユーザーにも同様に機能が提供され、既存の認証基盤に新たに追加導入することでパスキー機能も利用できるようになります。
これにより、AXIOLEは今後もさらに強化されたセキュリティ機能を持つ認証プラットフォームとして、様々なニーズに応えられるよう進化を遂げるでしょう。すでに多くの教育機関と企業がAXIOLEを採用しており、さらなる広がりが期待されます。
あらゆるニーズに応えるパスキー機能は、これからのセキュリティの重要なトレンドの一つです。AXIOLEは今後もその進化を続け、企業や教育機関の認証における新しい標準を確立する役割を果たしていくことでしょう。
会社概要
AXIOLE製品専用サイト:
https://www.axiole.jp/