サイリーグHDが全面的にサポートする中堅・中小企業向けのサイバーセキュリティ強化策
昨今のサイバー攻撃の巧妙化に伴い、企業におけるセキュリティ対策が非常に重要視されています。特に、標的型攻撃メールやフィッシングメールの増加は、企業のリスクとなっています。2024年には、日本におけるフィッシングの件数が約171万件に達し、過去最高の数字を記録しました。このような状況下で、企業が求めるのは実効性のあるセキュリティ訓練です。
そこで、株式会社チェンジホールディングスの子会社であるサイリーグホールディングス(サイリーグHD)は、AIを活用したサイバーセキュリティ訓練プラットフォームを提供するAironWorks株式会社との連携を発表しました。これにより、中堅・中小企業向けに標的型攻撃メール訓練パッケージの提供を開始しました。このプログラムは、法人向けのセキュリティニーズを満たすための特別なパッケージであり、特に人員が限られた中小企業に最適化されています。
AIを駆使した効果的な訓練
AironWorksが開発したプラットフォームは、AI技術により、リアルタイムで生成される攻撃メールを用いたトレーニングを提供します。これにより、企業は実際の攻撃に近い環境で従業員を訓練することが可能となります。AIは、企業の公開情報や従業員の属性をもとに、思わず開いてしまうような攻撃メールを自動生成。結果として、形式的な訓練に留まらず、より実践的かつ効果的なセキュリティ意識向上が見込まれます。
また、訓練の結果を可視化し、レポートを提供する機能も搭載。この機能により、企業はどの程度のセキュリティ意識が従業員の中で芽生えたのかを把握することができます。訓練結果は改善活動につながる教育コンテンツに転化され、従業員の行動変容を促進します。また、情報システム部門の負担を軽減しながら、継続的な技能向上を図ることができます。
中堅・中小企業のニーズに応える
今回のパートナーシップは、特にSMBCサイバーフロントの顧客企業を中心に提供される予定です。この合弁会社は、日本国内の中堅・中小企業に対するセキュリティ支援を実施しており、サイリーグHDは顧客のニーズに応える形で、本パッケージの提供を開始します。標的型攻撃メール訓練の実施に必要な基本機能を構造化し、社内に専任のセキュリティ人材がいない企業でも、導入しやすい環境を整えています。
特に、中堅・中小企業では専任のセキュリティ担当者が不足しがちです。調査によると、全国の中小企業の62.6%が、直近の3期でセキュリティ投資を行っていないとの結果も出ています。サイリーグHDは、このような企業環境に着目し、実践的であまり手間がかからないセキュリティ対策を提供することを目指しています。
日本のサイバーセキュリティを支える
サイリーグHDは、今後もAironWorksとの連携を通じて、より多くの企業に標的型攻撃メール訓練を提供し、実効性のあるセキュリティの向上を図ることを目指します。サイバー攻撃の予防から復旧までを包括的にサポートするサービスを展開し、日本の企業のサイバーセキュリティを強化するために尽力します。
サイリーグHDおよびそのパートナー企業の取り組みにより、企業のサイバーリスクを低減し、安心してビジネスを行える環境を整えていくことが期待されます。デジタル社会において必要不可欠な安全性の確保に向けて、今後もさらなるサービスの拡充が求められるでしょう。