博報堂Gravityと博報堂キャビン、カンヌライオンズで銀賞を受賞
株式会社博報堂Gravityと株式会社博報堂キャビンが共同で立ち上げたプロジェクトチーム「CREATIVE SESSION」が、シップスの設立50周年を記念したキャンペーン「CRAFTMAN,SHIPS」で、世界的な広告祭「カンヌライオンズ 2026」において銀賞を獲得しました。これは、続々と受賞を重ねているこのキャンペーンの一環であり、既に「2026 Clio Awards」で金賞、「The One Show 2026」で金賞を受賞している実績を持ち、世界三大広告賞の全てにおいて受賞を果たすという快挙を成し遂げています。この動きにより、同キャンペーンは合計で11の国際広告賞を受賞する栄誉を得ました。
世界的広告祭に集まるクリエイティビティ
2026年のカンヌライオンズには20,050点の作品が応募され、多彩なクリエイティビティが競い合いました。特に注目されるのは、AIの使用有無やそのプロセスについての開示が厳格に求められる中での審査でした。このような背景の中で、SHIPSの50年間にわたるブランドの姿勢を「青いまま進む。」というメッセージに込めた本キャンペーンは、テクノロジーとの共存や、広告制作における忠実さを表現すると同時に、まさに「最高の普通」を追求しています。
クラフトマンシップの体現
本キャンペーンでは、デジタル加工を排除し、ブランドイメージを象徴する青い糸やキャンバス生地を使用。洋服作りにおける原点として「刺繍」を選び、職人の手の技によってその情熱や思いを映像として表現しました。AIが手軽に映像を生成できる現代において、職人たちは実に600時間を費やし、長さ42.5kmにも及ぶ糸を使用した数百枚の刺繍フレームを制作しました。この結果、単なる映像を超え、「動き出す一着の服」として観る者に強い印象を与える作品が生まれました。
受賞の背景とコメント
受賞にあたって、クリエイティブディレクターの宝蔵寺亮は、今回の作品制作を通じて、ファッション業界が直面する二極化や個性の欠落に対する新たな光を投げかけました。彼は「ファッションを楽しくするのはSHIPSだ」と述べ、糸や布、縫製の技術を通じて、広告制作者としての情熱を形にすることに取り組んだと語りました。
プロジェクトチーム「CREATIVE SESSION」は、博報堂Gravityの国際的なブランド知見と博報堂キャビンの高水準な制作力を融合し、心に響くブランド体験を創出する目的で設立されました。これからも、両社が協力し合い、ファッションとライフスタイル領域のクリエイティビティを追求していくことが期待されています。
会社情報
- - 博報堂Gravity: 様々なブランドとともに、戦略立案からクリエイティブ制作、広告業務を一貫して手がけているエージェンシーです。ブランドの想いに寄り添うことを大切にしています。
- - 博報堂キャビン: 構想から実装までを高い品質で具現化するクリエイティブブティックで、本質的なアイデアを大切にしています。
今後の両社の活動にも注目が集まります。彼らが織り成すクリエイティブな事業がどのように進化し続け、ファッション界にインパクトを与えていくのか、期待が高まります。