羽田空港での「Airport Forest Circle Project」
住友林業株式会社は日本空港ビルデングが推進する「Airport Forest Circle Project」をサポートします。このプロジェクトは、羽田空港という多様な人々が行き交う場所から、森林資源の循環利用と環境保全の重要性を広め、地域と未来を支える子どもたちを結ぶ新しい価値を創造することを目指しています。
プロジェクトの概要
「Airport Forest Circle Project」は、羽田空港を起点にして、森林資源の循環利用や環境保全の大切さを広めるための取り組みです。空港内で苗木を育て、その苗木を森林に植え、その成木を空港内の家具や建材として再利用することで、木を「育てる」「植える」「使う」といった循環を生み出しています。このプロジェクトが目指すのは、空港を利用する多くの人に、木が育ち、森林として育成され、最終的には社会で木材として活用される過程を身近に感じてもらうことです。
住友林業の貢献
住友林業は、「木」に関する様々な事業をグローバルに展開しており、森林経営から木材の製造・流通、建築、不動産開発、バイオマス発電に至るまで幅広い業務を行っています。本プロジェクトでは、住友林業の「ウッドサイクル」バリューチェーンを活かし、ステークホルダーのニーズに応じた「森」「木」「緑」に関連する知識を総合的に提供しています。具体的には、苗木の育成から植林、さらには将来的な木材活用までをつなぐ森林資源の循環モデルを展開しています。
キッズスペースでの苗木育成
このプロジェクトの第一弾として、羽田空港内のキッズスペースにおいて、少花粉スギの苗木を育成し、後に植樹活動に繋げます。育成する苗木は高さ約15センチの少花粉スギで、これは一般的なスギと比較して花粉生産量が1%以下のため、花粉症対策にも貢献する品種です。キッズスペースでは約2カ月間、この苗木を展示・育成し、その後屋外の苗畑に移して十分な大きさまで育てた後、植樹を行います。
特に、苗木が屋内でも健康的に成長できるよう、使用する光源や培土は住友林業が運営する筑波研究所が開発したものです。また、キッズスペースの設計と施工は株式会社エイムクリエイツが担当しており、協力体制を強化しています。
環境保全に向けた取り組み
住友林業は2014年に森林・緑化研究センターを設立し、自治体や民間企業に対して、森林管理や緑化、環境保全に関する幅広いサービスを提供しています。過去には資生堂のブランド「BAUM」と連携し、店舗内で苗木を育成し、植林に繋げる取り組みも実施しており、実績と信頼性を持ち合わせています。今回の「Airport Forest Circle Project」は、これらの経験を活かしてさらに発展させることが期待されています。
このプロジェクトを通じて、住友林業は環境保全と持続可能な社会形成に寄与することを目指し、未来を担う子どもたちに持続可能な価値観を伝えていきます。空港を訪れる人々にとっても、木の循環が身近に感じられる貴重な体験となることでしょう。