日本のマンガデザインが描く未来の展望
大阪芸術大学の体育館ギャラリーで、5月14日から27日までの期間に『マンガデザイン展』が開催されます。この展示会は、7年ぶりに行われるもので、日本のマンガの新しい表現として注目される「マンガデザイン®」をテーマにしています。
「マンガデザイン」とは、グラフィックデザインの要素にマンガの特徴を取り入れ、双方の強みを生かした新しいスタイル。広告やブランディングの分野でも活用されており、明確なクライアントニーズに基づき、ストーリー性を持った作品が生み出されます。展覧会では、学生たちが制作した作品が並び、各種企業とのコラボレーションの結果が確認できる貴重な機会です。
展覧会に出展される作品の中には、「昭和100年プロジェクト」や「希望しかないよプロジェクト」、そして「マンガデザインで文化ツーリズム」といった幅広いテーマがあります。これらは昭和から現在にかけての経済成長の秘訣を学び、未来を繋げることを目指したもの、学生が抱える夢や理想を視覚化したもの、享受できる文化と地域の魅力を伝えるものなど、様々です。
参加学生はデザイン学科、キャラクター造形学科、美術学科、映像学科、放送学科など多岐にわたります。特に、マンガデザイナーズラボの吉良俊彦教授がチームをまとめ、日本各地での実績あるデザイン作品も展示されることから、多面的な視点を楽しむことができます。
また、展示期間中の5月18日にはオープンキャンパスが開催され、吉良教授による作品解説や新たなマンガの発想を探る講演会が行われます。さらにマンガデザイナーズラボのプロデザイナーによる似顔絵レクチャーも予定されています。こうしたイベントを通じて、参加者はマンガデザインの魅力をより深く理解できるでしょう。
入場は無料で、誰でも気軽に訪れることができます。この機会に学生たちの未来や、日本のマンガとグラフィックデザインの新しい可能性に触れてみてはいかがでしょうか。
開催概要
- - 日程: 2025年5月14日(水)~5月27日(火)
- - 場所: 大阪芸術大学 総合体育館1階 体育館ギャラリー
- - アクセス: JR天王寺駅・OsakaMetro天王寺駅、近鉄大阪阿部野橋駅から近鉄南大阪線で約25分、喜志駅下車後、無料バス利用
- - 入場料: 無料
この展示会は、マンガデザインを通じて日本の文化を発信し、未来のクリエイターたちの成長を支援する場でもあります。皆様のご来場を心よりお待ちしております。