低圧系統用蓄電池事業、ついに始動
株式会社テクノロジーズグループの株式会社エコ革、WATT-TUNE株式会社、GoodWe Japan株式会社、REVIX JAPAN株式会社の4社が連携し、低圧系統用蓄電池事業に向けた基本合意を交わしました。この新たな取り組みは2026年度に向けた需給調整市場への対応を目指しています。
新たなビジネスモデルの登場
計画中の低圧系統用蓄電池は、約5坪のスペースから設置が可能で、49.9kWのクラスに分類されます。これを各地に分散配置し、WATT-TUNEがこれらを繋ぎ合わせることで、需給調整市場での効率的な運用を実現する体制を構築します。また、これに関する初公開が2026年3月17日に東京ビッグサイトで行われる「SMART GRID EXPO【春】」で発表されます。
取り組みの背景
近年、日本国内においては再生可能エネルギーの導入が進んでいます。この流れに伴い、電力供給の安定性を確保するための調整力が求められています。データセンターや半導体工場の増設などにより、さらに電力需要は増加する見込みです。こうした状況の中で、低圧系統用蓄電池は、新たな社会インフラとしての役割がますます重要視されています。特に、小規模な設置が可能な点は大きな魅力です。
事業の特徴
土地活用モデル
この事業モデルでは、土地オーナーは設備の購入や運用等の負担を負わず、電力市場での運用収益をもとに固定賃料を確保します。無理のない固定賃料の目安としては、月4万円、年間48万円が想定されています。加えて、運用期間は20年を見込んでいます。
低圧蓄電池事業モデル
使用する蓄電池は「GW50K-ET-JP-G10」と名付けられ、AC49.9kW/DC100kWhのPCS一体型蓄電池です。このモデルによれば、1案件あたりの設備投資はおおよそ1700万円を想定しています。事業性については、土地オーナーが事業者となる場合のIRR(内部収益率)は18.46%、土地を借地にする場合は15.81%の見込みです。
4社それぞれの役割
株式会社エコ革(エコカク)
施工と現場実装を担当し、設置工事まで手掛けます。なお、WATT-TUNEはエコ革の100%子会社です。
GoodWe Japan株式会社(グッドウィジャパン)
低圧系統用蓄電池のメーカーとして機器供給を行います。
WATT-TUNE株式会社(ワットチューン)
アグリゲーターとして、各地の蓄電池を束ねて需給調整市場で活用します。
REVIX JAPAN株式会社(リビックスジャパン)
機器の調達と事業企画を担当します。さらに、蓄電池関連の情報サイト「BESS NEWS」の運営にも関与しています。
WATT-TUNEからのメッセージ
WATT-TUNEは、低圧系統用蓄電池の社会実装には「小規模から始められること」および「市場での実用」が大切であると考えています。この取り組みにより、地域に新しい価値を提供し、電力系統を安定化させることを目指しています。
事業の開始と相談窓口
この事業は2026年3月17日から開始され、東京電力、中部電力、関西電力、九州電力管内での個別相談も行われる予定です。相談内容は、蓄電池導入のイメージや土地活用、事業スキームの概要などが含まれています。具体的な条件は立地により異なるため、事前に詳しく確認することが必要です。
展示会情報
SMART GRID EXPO【春】では、4社連携による事業の概要や導入イメージ、小規模土地活用モデルなどを紹介します。
詳細はぜひ公式サイト「BESS NEWS」をチェックしてください。
こちらをクリックでアクセスできます。