イノフィスの増資
2019-02-13 13:01:03

東京理科大学発のイノフィス、8億円超の増資を完了し新たなステージへ

東京理科大学発ベンチャー、イノフィスが新たな資金調達に成功



株式会社イノフィスは、東京理科大学から発祥したベンチャー企業であり、最近、総額8億640万円の増資を行った。この増資は、香港のShun Hingグループ、台湾のJOCHU社、そして国内のNECキャピタルソリューションやベンチャーラボインベストメントなど、9つの企業からの出資を受けて実現した。

増資の背景と目的



イノフィスは「生きている限り自立した生活を実現する」という理念のもと、人間の動作を補助する装置の開発に取り組んでいる。その中でも特に注目されているのは、空気圧で稼働する人工筋肉を搭載した装着型ロボット「マッスルスーツ®」である。この製品は、特に腰部の動作を補助し、作業中の身体への負担を軽減することができる。

今回の増資を通じて、イノフィスは新しい製品の開発に加え、製品の販促活動や海外展開に向けたパートナーシップの構築を進めていく。具体的には、香港や台湾の企業と提携し、国際市場への進出を加速させる意向だ。

介護から農業まで 幅広い業種での活用



イノフィスの「マッスルスーツ®」は、介護福祉サービスや製造業、物流業、建設業、農業など、さまざまな業種で導入されている。特に、腰痛の発生を予防し、労働環境の改善や人手不足の問題に効果を上げている。2014年から販売を開始し、2019年には累計出荷台数が約3,800台に達した。また、2018年に販売を開始した「マッスルアッパー」は、腕の動作もアシストすることで、より多様な作業をサポートする新たな製品として注目を集めている。

日本の少子高齢化社会への挑戦



日本は少子高齢化が進む中、労働力の確保や高齢者の自立した生活の維持が急務となっている。その中でイノフィスは、革新的な技術を駆使して、人に寄り添った製品を提供することで、より多くの人々が生涯にわたって活躍できる社会を目指している。

企業の概要と未来の展望



イノフィスは2013年に設立され、東京都新宿区に本社を置く。創業者は東京理科大学の機械工学科の教授であり、代表取締役社長は古川尚史氏が務めている。今回の増資によって、同社はさらなる技術革新を目指し、多様なソリューションを提供する企業へと成長することを目指している。今後の展開に期待が寄せられる。

会社公式サイトへもぜひアクセスしてみてほしい。新たな製品情報や企業の取り組みを見ることができるだろう。

会社情報

会社名
株式会社イノフィス
住所
東京都八王子市東町7-6 エバーズ第12八王子ビル
電話番号
0120-046-505

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。