スマートラウンドが新サービス「LP投資管理」をリリース
株式会社スマートラウンドは、LP(リミテッド・パートナー)投資家のための新しいサービス「LP投資管理」を正式に発表しました。このサービスは、LP投資家が抱えるデータ活用や業務の効率化を図ることを目的としています。スマートラウンドは「スタートアップが可能性を最大限に発揮できる世界をつくる」というミッションを掲げ、今後もベンチャーキャピタル(VC)への投資を促進するサービスを展開してまいります。
LP投資管理開発の背景
近年では、LP投資家の増加が著しく、特にオルタナティブ投資分野への関心が高まっています。しかし、LP投資家が受け取る報告書や決算書は形式がバラバラで、特にPDFフォーマットでの共有が多く、データの整合性が課題となっていました。これにより、ファンドのパフォーマンス評価や投資判断が難しく、報告書のフォーマットが統一されていないことが大きな障壁となっていました。
そこで、スマートラウンドは「LP投資管理」を開発。これにより、より効率的にデータを活用できる環境を提供します。
「LP投資管理」の概要
この新サービスは、データ活用ツール(SaaS)とデータマネジメント(データ入力代行)の二つの側面から構成されています。ユーザーは、スマートラウンドが決算書や報告書のデータ入力を行うため、入力済みのデータを分析に集中できるという利点があります。
さらに、このサービスは、ベンチャーキャピタルファンドに限らず、バイアウトファンドや海外ファンドなど多様なファンド形態に対応可能です。
LP投資管理の機能
「LP投資管理」の特徴は、次の4つの機能です:
1.
ファンドパフォーマンスの可視化・レポーティング
マルチプルやIRRなどの指標および投資進捗を即座に可視化し、グラフやリスト形式で表示します。
2.
最終投資先の横断検索
出資しているファンドの最終投資先を検索できる機能があり、投資先との関係をスムーズに確認できます。
3.
データ閲覧機能
スタートアップの出資元ファンドに関するデータを自動取得し、管理可能です。これにより、出資金額の確認や投資先の分析が簡単になります。
4.
データルーム機能
各ファンドのドキュメントを紐付けて保存できるデータルームを提供し、部署間の情報共有を円滑にします。
今後の計画
スマートラウンドは「LP投資管理」を日本市場のデファクトスタンダードツールにすべく、さらなる機能の開発を進めていく予定です。具体的には、GPとLPのデータ連携機能やアナリティクス、投資先情報の充実化が視野に入っています。
スマートラウンド代表の考え
代表取締役の砂川大は、「我々はスタートアップが自社データを正しく近代的に管理するためのサービスを提供してきました。しかし、LP投資家の方々からGP-LP間においても同様の課題があるとフィードバックをいただきました。この声に応えた結果が『LP投資管理』です」と述べています。彼は、オルタナティブアセット全体を一元管理できるツールを目指し、日本市場に特化したサービスを提供することを引き続き強調しています。
会社概要
株式会社スマートラウンド
所在地: 東京都千代田区丸の内1丁目6−5
設立日: 2018年5月30日
代表者: 砂川大
コーポレートサイト:
smartround.com
LP投資管理に関心のある方は、公式ウェブサイトから資料請求が可能です。スマートラウンドの取り組みが、日本の投資環境を一層豊かにすることを期待しましょう。