ゾーホージャパンが「Zoho CRM」を新たにアップデート、営業部門の生産性向上を実現

ゾーホージャパンの新しい挑戦

ゾーホージャパン株式会社は、顧客管理システム「Zoho CRM」の大規模なアップデートを発表しました。新しいコンセプト「CRM for Everyone」を導入し、特に営業部門の生産性向上に寄与するために「チームモジュール」機能を追加しました。この新機能は、営業チームが抱える部門間の非効率な連携という課題を解消し、よりスムーズな業務進行を可能にします。

営業活動の効率化

営業部門では、契約プロセスを進めるために技術や法務、マーケティングなど多くの関連部門との連携が必要不可欠です。これまでのCRMは営業向けに特化されていたことから、他の部門にとっては煩雑な情報が多く、本来の業務に必要なデータが見えづらいという問題がありました。そのため、部門間での情報共有がスムーズでないケースが多く、結果的に全体の生産性に悪影響を及ぼしていました。

「チームモジュール」の導入

今回のアップデートにより、「CRMは営業部門のツール」という従来の考え方を見直し、顧客に関わる全ての従業員にとって役立つ情報基盤へと進化を遂げました。「チームモジュール」と呼ばれる新機能は、関連部門の従業員が自身の業務に必要な情報をまとめた専用の画面をCRM内で容易に作成できるようにします。この仕組みによって、各担当者は無駄な情報に煩わされず、必要な顧客情報に迅速にアクセスでき、より質の高い顧客対応が可能になります。

さらに、新しい「チームライセンス」を導入し、関連部門の従業員がCRMの全機能を利用しなくても、経済的に導入できる仕組みを整えました。これにより、企業は費用面でも最適化を図りながら、全社的に参加型の顧客情報基盤を構築できます。