株式会社THA(本社:東京都新宿区、代表取締役:西山朝子)が、デライト・ベンチャーズ(所在地:東京都渋谷区)からの出資を受けたことを発表しました。この資金調達は、「AI社長」という経営支援ツールのさらなる進化を促進し、中小企業の経営革新を加速することを目指しています。
資金調達の背景と目的
現在の中小企業は、深刻な人手不足に直面しており、従業員の育成や業務効率の向上が急務となっています。その一方で、デジタル・トランスフォーメーション(DX)の推進とともに、経営理念やビジョンを全社員に浸透させることが求められています。
多くの企業が抱える問題は、「社長不在では業務が進まない」というものです。また、「従業員自らが考えて動ける組織を築きたいけれど、実現するのは難しい」との声もあるのが現実です。社長が持つ専門知識や判断が社内にうまく共有されず、業績が経営者の経験に依存してしまうのも、よく見受けられる課題です。
このような問題を解決するために開発されたのが「AI社長」です。このツールは、経営者の知識を社内に共有し、組織全体の成長を支援するために設計されています。THAは「AI社長」を活用し、中小企業の経営課題を解決し、経営者の意思決定をサポートすることで、従業員が自律的に動ける環境を構築しようとしています。
出資によるさらなる成長
デライト・ベンチャーズからの出資により、THAは「AI社長」の開発を加速し、より多くの企業がこのツールを導入できる体制を整備します。採用強化により、開発、営業、カスタマーサポートなど、各部門の強化を図り、サービスを持続的に成長させるための基盤を築く予定です。最終的には、日本の中小企業経営を新たな段階へと進化させることが狙いです。
資金の具体的な使途
調達した資金は、以下のように活用される予定です。
- - 人材採用の強化:エンジニアやプロダクトマネージャー、営業担当者の採用を進め、全体の組織力を高めます。
- - 製品開発の強化:企業ごとのニーズに合わせたカスタマイズ機能の開発や新たな業界特化型AIの開発を進め、幅広い中小企業向けの最適なソリューションを提供します。
「AI社長」の特長と利点
「AI社長」は、経営者の知識を基にしたAIツールで、経営者への依存度を減少させ、従業員が主体的に働ける組織を目指します。具体的な特徴は、以下の通りです。
1.
カスタマイズ性:各企業のニーズに応じたAIの機能調整が可能で、経営理念や業務知識を組み込んで支援します。
2.
セキュリティ:データはGoogle Cloud Platformで厳重に管理され、機密情報の安全性が確保されています。
3.
統合性:既存のチャットツールとのスムーズな統合が実現されており、従業員は新ツールに対する学習コストがかかりません。
4.
可視化機能:利用状況を確認でき、分析データも収集可能です。これにより、業務改善のためのデータが蓄積されます。
この「AI社長」によって、業務効率化が図れ、社長の知識が社員のスキル向上に役立ち、企業文化も強化されます。
投資家と経営者のコメント
デライト・ベンチャーズの南場智子マネージングパートナーは、「AI社長」が中小企業の経営に革命を起こす可能性を秘めていると評価しています。また、THAの西山朝子社長も、支援を受けられることに感謝し、日々困難に立ち向かう中小企業の経営者に寄り添う姿勢を強調しました。今後、「AI社長」を通じて日本の中小企業の経営を更新していく意気込みを語っています。
会社概要
株式会社THAは、「日本を支える勇者たちに最強の強化魔法」というビジョンのもと、AI技術を駆使した幅広いIT・クリエイティブサービスを提供しており、企業業績の向上に貢献する事業を展開しています。2023年8月からは「AI社長」のサービス提供も開始しており、多くの導入実績を積んでいます。
興味のある方は、
AI社長サービスページをご覧ください。また、詳細や導入検討については、THA広報部までお問い合わせください。