画期的な提携が実現
近年、保育園におけるサービスの向上が求められていますが、そんな中で新たな業務提携が発表されました。東京都世田谷区に本社を構えるナカラル株式会社と、同じく東京都小金井市の有限会社いとう教材社が、保育園着のサブスクリプションサービス「らくらく登園®TORANOCO」とおむつのサブスク「おむつん」を結び付け、2024年7月31日に業務提携を締結しました。この提携により、両社は完全手ぶら登園を実現し、保育施設の業務効率化と利便性の向上を図ります。
提携の背景と目的
ナカラル株式会社は、2020年10月に創業し、保育園のための衣服や関連アイテムを提供するサービス「らくらく登園®TORANOCO」で多くの家庭に支持されています。ミッションとして「子どもたちを取り巻く環境に余裕をもたらし、本来持つ無限の可能性を解放する」ことを掲げ、すでに2024年には利用者数が5,000名を突破予定とのことです。
一方、有限会社いとう教材社も創業から60年を迎え、今では教材や保育用品の販売を中心にしたビジネスを展開しています。2019年8月から始まった「おむつん」は、大王製紙との共同プロジェクトのもと、初めは東京都内の保育施設向けにスタートしましたが、2022年には全国に拡大し、多くの保育園にサービスを提供しています。両社は、保育施設を利用する保護者やスタッフのニーズに応えるべく、苦境を乗り越えるための新たな一手を模索していました。
どのように業務が進化するのか
今回の提携により、ナカラルの「らくらく登園®TORANOCO」は、着替えや食事用エプロンといったアイテム提供だけでなく、いとう教材社のおむつサービスと連携することで、保育施設への登園時に必要なアイテムが一式揃うという、まさに手ぶらで登園できる環境を提供することが可能になります。これにより、保護者たちの朝の慌ただしさを軽減し、保育施設の負担を減らすことが期待されています。
この取り組みは、実際に保育施設の業務効率化や、利便性の向上にも寄与することでしょう。例えば、おむつが必要な子どもたちは、忘れ物や準備不足がないように事前に登録することで、保護者は安心して登園させることができます。
「らくらく登園®TORANOCO」とは
「らくらく登園®TORANOCO」は、創業以来、手軽で便利な保育園サービスを目指し、多彩なアイテムを提供しています。具体的には、半袖・長袖の服、ズボン、食事エプロン、お昼寝に使うタオルやシーツなどがセットになっています。提供を始めた2020年から、着実に利用者が増え続け、テレビ放送などで取り上げられることで、サービスへの関心も高まっています。
未来の展望
今回の業務提携は、いわば保育サービスの新たなスタンダードを創出する兆しです。サービスの拡充や新規提供エリアの開拓が進む中、さらなる業務の成長が期待されます。この協働によって、苦るとする保育士や保護者の負担を軽減し、子どもたちにとってもより良い環境が整っていくことでしょう。これからの動きに注目していきたいところです。
会社情報
本社所在地:東京都世田谷区桜上水4-1-E408
代表取締役:関原勇喜、今井裕也
設立:2020年10月
HP:
ナカラル株式会社
本社所在地:東京都小金井市緑町4-5-4
代表取締役:伊東浄堯
設立:1986年9月1日
HP:
いとう教材社