台湾代表の優勝
2025-12-01 17:42:30
台湾代表が日本語弁論大会で優勝!夢の実現を語る感動のスピーチ
台湾の林沛頴さん、夢を叶えるためのスピーチで優勝
2023年11月28日、岡山市北区の岡山理科大学理大ホールで行われた第15回加計学園杯日本語弁論国際大会決勝大会で、台湾代表の林沛頴(リン・ハイエイ)さんが見事に優勝しました。この大会は、学校法人加計学園の主催で、外務省や文部科学省、さらに岡山県と岡山市の後援を受けて行われたものです。
大会は、今年8月から10月にかけて、11の国や地域で行われた地区大会を経て、各地区の優勝者が集結する形で決勝大会が開催されました。特に注目すべきは、今回のテーマが「私の夢」であったことです。
夢に向かってのスピーチ
林さんのスピーチは、彼女が子どものころに読んだ人魚姫の物語から始まりました。彼女は、「夢はただ見るものでなく、本気で願うことで叶うものかもしれない」と感じるようになり、日本語を自由に使いこなすことが夢となりました。しかし、彼女は途中で様々な試練に直面します。周りの反対や経済的な苦境が積み重なる中、家庭教師をしていた生徒が日本留学を目指す姿を見て、彼女はその生徒を全力でサポートしました。この経験を通じて、「教えることの喜び」を再認識し、「誰かの夢に寄り添い、見返りを求めずに支える存在になりたい」との思いが芽生えたと言います。
スピーチの中で彼女は、「もっと多くの日本語を学びたいと思う人たちに出会い、共に前へ進んでいけるような人魚姫でありたい」と強く訴えました。そのメッセージには、多くの聴衆が感動しました。
審査員の反応
スピーチ後、審査員からの質問にもスムーズに応答した林さんに対して、審査員の一人は、「夢という言葉にはさまざまな捉え方があり、それが非常に面白い。これからも日本語や日本の文化の理解を深めていってほしい」とコメントしました。
林さん以外の入賞者は以下の通りです。
準優勝:ムンフバヤル・ナムーンダリさん(モンゴル)
審査員特別賞:シン・ボン・ウェイさん(ミャンマー)
岡山県知事賞:ファティヤハ・ナシワ・エルクデシさん(インドネシア)
愛媛県今治市長賞:T・ラミトゥ・セウニタ・ファナーンドゥさん(スリランカ)
それぞれの副賞も用意されており、優勝者には10万円の奨学金が授与されました。イベントは、理大ホールとオンラインで結びつけられ、視聴者にとっても新しい形の大会となりました。
未来を見据える
林沛頴さんの優勝は、彼女の努力と夢に対する情熱の賜物です。今後も彼女が日本語の学びをさらに深め、より多くの人々の夢を支える存在になることを期待したいと思います。大会の模様はYouTubeでライブ中継され、多くの人々が彼女の成長を見守ることができました。彼女のスピーチに込められた思いは、日本語を学ぶ全ての人々にとっての励みとなることでしょう。
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