直売所の新たな試み、消費者の視点を重視したリアルタイム情報配信システム
株式会社ビッツは、消費者のニーズに応えるために実証実験を通じて開発した「菜菜Live」というリアルタイム売場画像配信システムの成果を発表しました。このシステムは、千葉県東金市の「道の駅 みのりの郷東金」において、6か月間の実証実験を基にしており、その結果は業界に新風を巻き起こしています。
消費者が求める情報とは
近年、消費者が来店前に情報を収集することは一般的になりつつありますが、広告画像や事前に整えられた紹介文では、実際の「今」の売り場状況を十分に伝えることは難しいのが現状です。特に道の駅や農産物直売所では、朝採れたての野菜や果物、リアルタイムの混雑状況や時間帯による品揃えの変化などが、消費者の来店動機に直結します。
多忙なスタッフへの負担
ただし、売場の様子を適時発信するためには、スタッフが撮影しSNSやWebサイトに投稿する必要があります。これが時間に追われる店舗スタッフにとって大きな負担となることが多いのです。また、生産者は出荷した商品の動向を離れた場所から確認する手段が限られています。こうした背景から、ビッツはこのニーズに応えるべく「菜菜Live」を開発しました。
リアルタイムで情報を発信
「菜菜Live」は、10分間隔で4K高解像度カメラを用いて自動的に売り場の様子を撮影し、それをWebに公開するシステムです。ユーザーはスマホやパソコンを使って、最新の売り場の様子をいつでも確認できます。これにより、過去の画像を遡って確認できるだけでなく、売れ行きや商品の混雑状況も把握することが可能です。このシステムは、プライバシーにも配慮し、自動でモザイク処理を行うため、店舗の雰囲気を維持したままリアルタイムで情報を発信できます。
実証研究から見えた可能性
実証実験の結果、消費者は「菜菜Live」によって実際に売り場の様子を確認できることに高い関心を示しました。特に秋田大学との共同研究にて実施したヒューマンセンシングでは、参加者のうち71.1%が「菜菜Live」がより高い関心を引く結果となりました。この実験は顔面皮膚温度の変化など生理的なデータを基にしており、広告や従来の画像では捉えられない心理的な反応を可視化しています。
消費者と生産者の信頼感を醸成
道の駅での現地調査でも、消費者からは「売り場が見えることで楽しい」「安心感がある」「この取り組みのおかげで店舗の信頼度が増した」という意見が多数寄せられました。また、生産者も朝の出荷状況をリアルタイムで確認できることに喜びを感じ、「午後の追加出荷の判断に役立つ」と高く評価されています。
アクセス解析を活かした成果
「菜菜Live」のページは実証実験期間中、月間に約12,500PVを記録し、エンゲージメント率は75%、平均閲覧時間は3分20秒に達しました。ビッツではこのデータを元に、同様のアクセスを広告で獲得する場合の広告換算価値を月額10万円から40万円程度と試算しています。
今後の展望
ビッツは「菜菜Live」を2026年8月から正式に販売を開始し、道の駅や農産物直売所、観光施設、商業施設、飲食店など、消費者との信頼関係を強化できる様々な店舗での導入を目指しています。この新しいリアルタイム・プロモーションは、店舗が情報を簡単に発信し、透明性のある販促手法として期待されています。これから先、「菜菜Live」がどのように広がって行くのか、注目が集まります。
詳しい情報や導入については、
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