深谷はばたき特別支援学校の作品展が川の博物館で開催
埼玉県立川の博物館では、11月6日から17日の期間に障害者ウィークイベント「こころとからだのバリアフリー~はくぶつかんたいけん~」が開催されます。このイベントでは、深谷はばたき特別支援学校の生徒たちが制作したおよそ100点の作品が展示されるほか、学校の紹介も行われます。特別支援学校の生徒の作品を通じて、地域全体で障害について理解を深める機会となることが期待されています。
制作作品の展示と特別な配慮
今回の展示は「みんなで展覧会」と題され、様々なジャンルのアート作品が一堂に集まります。開催にあたり、川の博物館は以前から特別支援学校の生徒を対象としたスタッフ研修を実施しており、障がい者の受入れに配慮した環境作りを進めてきました。これにより、より多くの来館者が安心して楽しめるようになることを目指しています。
本館の第1展示室では、「クワイエットアワー」が実施されます。この時間帯は、大きな音や強い光に敏感な方に配慮し、館内放送を取りやめるほか、音を和らげるヘッドフォンや、強い光を避けるためのサングラスを貸し出しています。また、「センサリーマップ」という手引きも配布されますので、安心して作品を楽しむことができます。
映画上映会とライブパフォーマンス
さらに、11月10日には、障がいのある子供たちと健常児が共に学ぶ姿を描いたドキュメンタリー映画「みんなの学校」が上映されます。上映は午前11時からと午後1時半からの2回で、各回の定員は50名となっています。観覧は無料ですが、当日の受付が必要です。
そして、11月17日には、深谷はばたき特別支援学校OBによる「音楽クラブ☆ハッピー」と秩父特別支援学校の太鼓クラブが出演する野外ライブが行われます。このライブは本館前広場にて、午後1時から2時30分までの予定で、観覧は無料です。ただし、雨天の場合は中止となる可能性がありますので、来場予定の方は事前にご確認ください。
博物館の役割と地域への貢献
埼玉県立川の博物館は、「埼玉の母なる川-荒川-を中心とした河川や水と人々のくらしとのかかわり」をテーマにした体験型の博物館として、地域の皆さんに親しまれ、学びの場を提供しています。所在地は埼玉県大里郡寄居町小園39で、電話番号は048-581-7333です。公式な情報は博物館のウェブサイト(https://www.river-museum.jp/)からも確認できます。
このようなイベントは、地域の中での共生を促進し、互いに理解し合うことの重要性を再認識させてくれる素晴らしい機会です。ぜひ、多くの方に足を運んでいただきたいと思います。