新たなチケット管理サービス「teket」が登場
ホン株式会社は、株式会社NTTドコモとの新規事業創出プログラム「39works」を通じて、アーティスト向けにチケットを電子化するサービス「teket(テケト)」のベータ版をリリースしました。このサービスは、音楽ライブや演劇などの公演のチケット管理を格段に効率化することを目的としています。
時間の無駄を省く
従来、多くのアーティストはチケットを手売りや手書きで管理してきましたが、そのプロセスは時間と労力を要するものでした。「teket」は、紙のチケットを電子化することで、主催者が費やす「チケット手売り・手渡し」に関連する無駄な時間を削減し、よりクリエイティブな活動に集中できる環境を提供します。
特に、アマチュア団体にとってはこの改革が大きなメリットとなり、活動の質を高める手助けをしてくれるでしょう。
電子チケットのメリット
このサービスの導入により、主催者は電子チケットを通じて次のようなメリットを享受できます:
- - 手間のかからない管理:イベントページ作成やチケット販売を即座に行えるため、事務仕事が軽減されます。
- - 来場者のデータ分析:来場者の行動を把握し、今後のイベントに活かすことができます。
- - リアルタイムでの状況確認:販売状況を迅速に確認でき、必要な調整が行いやすくなります。
また、teketは会場ごとに指定座席や自由席の選択も可能なので、アーティストや観客の需要に応じた柔軟な対応が実現し、さまざまなシナリオに適応できるのも魅力です。
LINEとの連携で利便性向上
さらに、teketはLINEとの連携機能を備えており、友だち登録をすることでチケットを簡単に受け取ることが可能です。クラシック音楽のオーケストラから現代劇まで、さまざまなジャンルに対応したサービスです。
開発者の思い
teketの企画・開発を担当したNTTドコモの島村氏は、幼少期からバイオリンを演奏するなど、音楽への愛情を持つ人物です。彼は自身の経験から、特にアマチュア団体がチケット管理に多くの時間を奪われる現状を目の当たりにし、teketの開発に取り組みました。「多くの団体で共通している問題を解決したい」との思いから、このサービスは誕生しました。
期待される変革
音楽や演劇の公演において、依然として紙のチケット販売が主流の中、teketはその流れを変えていくことが期待されています。公式サービスは2019年中に始まり、さらなる機能強化も予定されています。
現在、無料の公演では販売手数料が発生せず、有料の場合でも比較的低費用で利用できるため、ぜひ一度試してみる価値は大いにあります。
teketを通じて、アーティストの活動をもっと自由に、もっと楽しく変えていく新時代が始まります。ぜひご注目ください。