ダンスホール・レゲエ最新作『Crab inna Barrel Riddim』を探索する

2025年7月18日（金）、ダンスホール・レゲエ・シーンの最前線を体現するコンピレーション・アルバム『Crab inna Barrel Riddim』が配信される。このアルバムは、東京で25年以上の経験を持つアーティストHibikillaがプロデュースを手がけており、多彩なアーティストたちの個性が映し出される期待の作品だ。

本作では、共通のリディム（ビート）を使用して、参加アーティストがそれぞれの楽曲を表現する「ワンウェイ・アルバム」形式を採用。これにより、各アーティストのスタイルや解釈の違いが際立った作品に仕上がっている。参加するアーティストたちには、山梨出身のKOTAや、大阪のBLUE BWOY、沖縄のYAMATO HAZEといった若手アーティストから、神奈川のCorn Headといったベテランまで、さらには京都のJillyや東京のAaayahといった女性アーティストも名を連ねている。これにより、国内ダンスホール・シーンの「今」を如実に感じることができる内容となっている。

また、本アルバムのリディムは、ymxkによるマイナーコード進行のクールなモダン・ダンスホール。2025年の音楽シーンにおいて注目されるモダン・ダンスホール・ムーブメントを反映した最新スタイルを取り入れ、MOLIY, Shenseea, Skillibeng & Silent Addyの「Shake It to the Max (FLY)」がビルボードHOT100チャートで好調な動きを見せていることからも、時代の潮流に乗った作品であることがわかる。ミックスとマスタリングはONODUBが手がけており、音質にもこだわった入念な仕上がりだ。

さらに、アルバムに収録されているリード曲「I just thinking about」には、映像監督NICK JPが制作したミュージック・ビデオも公開予定。こちらのビデオは、リディムの独特な魅力を視覚的に表現しており、ファンからの注目を集めること間違いなしだ。

一つのリディムでこれほど多様な音楽が生まれること自体が、ダンスホール・レゲエの持つ自由な表現力を再確認させてくれる。このアルバムを通じて、リスナーにはその魅力を存分に楽しんでもらいたい。

トラックリスト

- KOTA&Hibikilla - I just thinking about
- Corn Head - TOKYO
- TAMAZO - AKIRA
- MOYA-C - Big Money
- Hibikilla - Crab inna Barrel feat. YAMATO HAZE
- Jilly - Underwater
- BLUE BWOY - ODOROW
- Aaayah - Wet
- ADACHIMAN - Tight Pvn4nny
- TAKE-ROLL - Pull Up
- ymxk - Crab Inna Barrel Riddim (Starlight Mix)
- ymxk - Crab Inna Barrel Riddim (Daylight Mix)

詳細情報として、アルバムのカバーアートはレゲエの母国ジャマイカのグラフィック・アーティストKxrly Miyagiによって手がけられている。配信リンクやミュージック・ビデオのリンクも公開されているので、ぜひチェックしてほしい。

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このアルバムを通じて、ダンスホール・レゲエの今を感じてみよう。