音楽とウェルネスが交差するタイのイベントで茶の文化を発信
株式会社TeaRoomとアートコレクティブOchillが共同で、2024年12月12日から16日までタイ・パタヤで開催される「Wonderfruit 2024」に出展します。このイベントは、音楽、アート、ライフスタイル、そして自然をテーマにしたタイ最大級の音楽とウェルネスを融合させた祭典です。
今回は、茶の湯の思想を基にした新たなエクスペリエンスとして「茶香(吸うお茶)」を取り入れた茶会を、フェス会場内にて開催します。この取り組みは、観客に日本のお茶文化を新しい視点で楽しんでもらうことを目的としています。茶会では、香り高い茶葉を「吸う」ことで、嗜好体験を楽しむ新しい形を提供します。
持続可能な地域貢献
TeaRoomは、デュシット・インターナショナルと連携し、日本初のホテル開業を通じて持続可能な一次産業の構築に取り組んでいます。具体的には、茶畑の運営に参画し、ホテルから出るコンポストを堆肥化して茶畑に還元するなど、サステイナブルな農業を実現しています。このような取り組みは、タイやアジアにおける展開にも寄与しており、地域貢献を意識した事業運営が行われています。
日本のお茶文化は、ただの飲み物ではなく、心の豊かさを育む重要な要素であると私たちは考えています。世界中でウェルネス市場が拡大している中、日本のお茶を用いた新たな体験を提供することは、国際的な文化交流の一環でもあります。この流れの中で「Wonderfruit 2024」に出展し、茶の湯を起点にした文化的価値を広めることは、TeaRoomにとって重要なステップとなります。
文化体験の場としての「Wonderfruit」
「Wonderfruit 2024」は、世界中のアーティストやクリエイターが参加し、様々な文化表現が行われる重要なイベントです。TeaRoomとOchillは、会場に茶室を模したブースを設け、来場者に直接茶会を体験してもらう形式を取ります。この茶会では、参加者が自らのペースで日本茶を楽しみながら、リラックスした時間を過ごせるよう配慮されています。
茶香体験は、一般的な飲む茶とは違って、嗅覚を通じて茶葉の香りを楽しむ新たなアプローチです。これにより、お茶の奥深さを再発見し、茶の持つ癒しの力を感じてもらえることを目指しています。
Ochillとは
アートコレクティブであるOchillは、「well-being」を「well-down」と再定義し、身体的、精神的、社会的な豊かさを追求しています。彼らの活動は、日本の伝統文化をベースにしつつ、現代的な解釈を加えることで新たな価値を生み出しています。日本茶の茶葉を使用した嗜好体験「茶香」は、その一環として注目されているプロジェクトです。
TeaRoomのビジョン
TeaRoomは、静岡県本山地域において持続可能な日本茶の生産を目指し、サプライチェーン全体での循環型経済を意識した事業運営を行っています。代表の岩本涼氏は、裏千家にて茶道の経験を積み、独自の視点で日本茶業界に貢献しています。彼は、グローバルな舞台でも評価されており、様々な国際的なプラットフォームでの活動に関与しています。
「Wonderfruit 2024」におけるTeaRoomとOchillの出展は、これらの取り組みの集大成であり、未来のウェルネスを考える重要な一歩となるでしょう。日本の伝統文化を活かした新たな体験が、世界中の人々に受け入れられることを期待しています。