新たな教育とエンターテインメントの融合
専門学生が現実のプロジェクトに取り組む新たな試みとして、東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校(TSM)が、人気キッズパーク「PLAY! PARK ERIC CARLE」と手を組み、「館内公式BGM」の制作に挑戦します。このプロジェクトは、教育機関とエンターテイメント施設が協働し、学生が実践的な経験を積むことを目的としています。
PLAY! PARK ERIC CARLEの魅力
「PLAY! PARK ERIC CARLE」は、二子玉川にある世界唯一のキッズパークで、エリック・カールの絵本『はらぺこあおむし』をテーマにしています。色彩豊かな世界が広がるこの施設では、子どもたちが遊びながら学び、成長することを目指しています。2026年には開館5周年を迎え、その魅力をさらに高めるために、公式BGMの制作企画が立ち上がりました。
プロジェクトを通じた学生の成長
このプロジェクトには、作曲、レコーディング、DJなど、多様な専門分野からの学生が参加します。彼らはチームを組んで役割分担をしながら、音楽制作の一連のプロセスを体験します。このような生の現場での経験が、学生に即戦力のスキルを育む場となるのです。
オリエンテーションでの学び
プロジェクトの初回オリエンテーションは2025年10月9日、東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校で行われます。企業側からのプロジェクト概要の説明を受け、学生たちは質疑応答を通じて、現場の具体的な要望を理解し、創作の方向性を探ります。この様子は学内でアーカイブ配信されるため、当日参加できなかった学生も後からプロジェクトに参画できる機会があります。
今後のスケジュールと目標
2025年11月には学生チームによるキッズパークの見学が予定され、デモ制作がスタートします。そして12月にはレコーディングの様子を撮影し、2026年1月には学内コンペが開催され、上位作品が選ばれる予定です。
社会的意義と展望
このプロジェクトは、単に学生に実践的な経験を提供するだけでなく、PLAY! PARK ERIC CARLEを訪れる家族に絵本の世界観を体験してもらうことにも繋がります。完成した楽曲は、来場者に楽しい思い出を提供する公式BGMとして流れ、教育とエンターテインメントの新しい形を生み出します。
学校長の思い
学校長の渡辺敦子氏は、「このプロジェクトは学生が学内の枠を超えて社会と接点を持つ貴重な機会です。技術や想像力を育む場となり、多様な仲間との意見交換を通して、彼らの成長を支えます」と述べています。
まとめ
「PLAY! PARK ERIC CARLE」とのコラボレーションによって、学生たちは音楽制作を通じた実践的な体験を得ることができます。このプロジェクトは、2つの文化が交わる新しい試みであり、今後の展望にも大きな期待が寄せられています。