新潟医療福祉大学と中山大学の国際交流イベント
2023年12月10日、新潟医療福祉大学の健康栄養学科は台湾の中山大学との交流を実施し、スポーツ栄養をテーマにしたイベントを開催しました。この取り組みは、将来の管理栄養士を目指す本学の学生にとって、国際的な視野を持つ栄養サポーターとしての成長の一環として位置付けられています。
国際交流の背景
新潟医療福祉大学は、国際感覚を持った学生を育成するために、中山大学との国際交流計画を立ち上げました。今年の3月には本学の教職員が台湾を訪問し、6月には中山大学から教員が本学を訪れるなど、交流の基盤が徐々に構築されています。このような国際的な関わりは、管理栄養士の重要性をアジア地域に広めるために必須です。
交流イベントの流れ
当日は、両大学の学生が自己紹介やそれぞれの学科についてプレゼンテーションを行った後、班ごとにメニュー作成の調理実習に取組みました。「どの年代やスポーツ選手を対象にしたメニューを作成するか」がテーマで、学生たちは英語で活発にコミュニケーションを図りながら料理を調理しました。
例えば、一部の学生は30代の野球選手を想定し、トレーニング後でも食べやすい料理を考案しました。このメニューには「食べやすかった」「さっぱりしていた」といったフィードバックが寄せられ、盛況なイベントとなりました。
健康栄養学科の特色
新潟医療福祉大学の健康栄養学科は、実践的な学びを強調しています。以下はその主な特徴です。
1.
充実した臨地実習: 病院や福祉施設での実習時間は国が定めた基準の2倍から3倍に達し、学生は早期から実践経験を積みます。
2.
スポーツ栄養学の学び: スポーツ分野に関する教授陣も多く、アスリートとのコラボレーションによる実践的な学びが進められています。さらに、今後は栄養ケアセミナールームの設置も予定されています。
3.
産学連携の重要性: 食品開発やレシピコンテスト、ボランティア活動への参加を通じて、創造力と自主性の育成に力を入れています。
今後の展望
本学では医療系総合大学として、さらなる国際交流プログラムを推進する意向です。学生たちが異文化理解を深め、自信を持って国際舞台で活躍できるような環境を整えています。これにより、将来的には国際的に通用する管理栄養士の育成が期待されています。
この国際交流活動は、学生たちがグローバルな視点を持ち、様々なバックグラウンドを理解できる栄養サポーターとなる第一歩として意義あるものでした。