ホシザキ、新事業展開
2025-04-24 14:33:38

ホシザキ、リビングテクノロジーから電解水事業を取得しビジネス拡大へ

ホシザキ、リビングテクノロジーから電解水事業を取得



総合フードサービス機器メーカーのホシザキ株式会社が、リビングテクノロジー株式会社から大型電解次亜水生成装置の事業を買収したことを発表しました。この新たな事業展開により、ホシザキは大流量の電解水生成装置を提供できるようになり、飲食店に限らず、様々な食関連ビジネスの拡大を図る意向です。販売は2024年4月25日から開始される予定です。

飲食店以外にも浸透するホシザキの戦略



ホシザキの戦略は、食環境の多様化に対応することを目指しており、飲食市場においてはレストランなどの深掘りに加えて、スーパーやコンビニといった流通業、そして加工食品を扱う食品工場、水産や農業などの基幹産業、さらにはホテルや病院などの宿泊業や福祉施設にもアプローチしています。実際、国内の商品売上の約6割が飲食店以外からのものであり、その割合は年々増加しています。

カット野菜市場への特化



特に注目すべきは、カット野菜市場です。現在、食品の洗浄や殺菌に使用される電解水は、カット野菜、水産物、食肉の加工、さらには豆腐製造などの場で採用されています。ホシザキは、人手不足を解消するためのカット工程の効率化を図るため、レストランや病院、給食施設、セントラルキッチンなどでの電解水の利用を拡大する時代の流れを見据えています。さらに、2024年からは有機農産物の殺菌に電解水が使用可能になるため、これを追い風に利用が進むことが期待されています。

大規模な現場での利用が可能に



ホシザキは、1993年から電解水生成装置の製造に取り組んできましたが、従来の製品は小規模な現場に向いていたため、大規模な施設には十分な提案ができていませんでした。しかし、リビングテクノロジーから譲り受けた大型電解次亜水生成装置により、最大で従来製品の約18倍の電解水供給が可能になります。この装置は、お客様のニーズに合わせた濃度で大量の電解水を生産でき、設置面積も大きく取らないため、大変便利です。

メンテナンス性にも優れた装置



また、この新しい生成装置は、独自の5層電解技術を採用しており、約1万5000時間の電極寿命を誇ります。これにより、長期間の運用が可能であり、メンテナンスの手間も少なく済むため、より効果的に利用できることでしょう。

今後もホシザキは、お客様のニーズに応える提案を続け、衛生管理の新たな方法を提供することで、業界全体の発展に寄与していくことでしょう。


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会社情報

会社名
ホシザキ株式会社
住所
愛知県豊明市栄町3-164F
電話番号
0562-97-2111

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