灯台の新たな利活用に向けた公募が開始
一般社団法人海洋文化創造フォーラムは、灯台を訪れる人々を増やし、そこに関連する海や周辺地域への関心を高める目的で、事業企画を一般公募しています。この取り組みは、灯台を中心に地域の海の文化や歴史を掘り起こし、新たな海洋体験を創造する「海と灯台プロジェクト」の一環として進められています。
助成金の概要
公募される事業には、最大で1500万円の助成金が用意されており、事業経費の80%をサポートします。「新たな灯台利活用モデル事業」と「海と灯台チャレンジ事業」の2つの部門が展開され、それぞれ異なる特徴があります。
新たな灯台利活用モデル事業
この事業の目的は、灯台を訪れる人を増やすことや、海や周辺地域への興味を促進することです。具体的には、対象となる灯台を活用した事業に対して80%の助成を行い、企画の運営をサポートします。以下の三つの目標が設定されています。
1. 航路標識としての灯台の意義を伝える。
2. 地域固有の役割や機能を物語化する。
3. 灯台の多様な価値を戦略的に活かすこと。
コースの詳細
- - 調査検証コース: 500万円の助成を受け、事業の持続可能性を高めるための調査を行います。
- - 利活用実施コース: 1500万円の助成で、イベントや教育プログラムを実施し卓越した灯台の魅力を引き出します。
海と灯台チャレンジ事業
この事業は、灯台の利活用に関する試験的な企画を広く募集し、灯台への訪問者を増やすことを目的としています。最大100万円の助成があります。具体的には、以下のような事業が対象です。
- - 灯台に関する講座やイベントの開催
- - 地域文化や歴史を活かした体験プログラムの実施
応募要件と期間
応募資格は法人格を持つ団体と構成員が必要で、自治体の参加は必須ではありません。2025年の6月から12月にかけて事業を進めるため、2025年の4月1日から5月9日までの応募期間が設定されています。
事業の重要性
日本の独自な海の文化と意義を灯台を通じて次世代に伝えるこのプロジェクトは、地域の活性化や観光促進にも貢献することが期待されています。多くの人々が灯台に触れることで、新たな体験や気づきを得られることに重きを置いています。
この機会に、地域の特性を生かした灯台の利活用事業をぜひ提案してください。詳しい情報は「海と灯台プロジェクト」の公式サイトを参照し、必要な書類をダウンロードの上ご応募ください。私たちの海や灯台の新しい魅力を発見し、一緒に体験を広げていきましょう。