徳島県版 住みここち&住みたい街ランキング2025の発表
大東建託株式会社が実施した「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2025<徳島県版>」と「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2025<徳島県版>」が発表されました。これらの調査は、過去5年間にわたる累積データを基にしたもので、居住者の満足度を数値化し、地域の魅力を可視化しています。
住みここちランキングの解析
2025年の住みここちランキングで、3年連続1位を獲得したのは板野郡北島町です。北島町は徳島市のベッドタウンとして、利便性が高く評価されています。車でわずか20分で市内にアクセスでき、商業施設も充実しています。特に「生活利便性」「交通利便性」「行政サービス」「賑わい」といった因子で高得点をマークしています。これにより、多くの住民から支持を受けていることが伺えます。
2位は名西郡石井町、3位には板野郡藍住町がランクインしました。これらの町は昨年に引き続き高い評価を得ており、板野郡が占める割合が高いことが特徴です。板野郡内には北島町の他、藍住町と板野町が入り、地域全体の魅力が向上しています。
さらに注目すべきは62市の中から優れた評価を受けた鳴門市の登場です。昨年6位から順位を上げ、5位に入ったことは、地域の魅力向上によるものと考えられます。
住みたい街ランキングの傾向
一方、「住みたい街ランキング2025」では、徳島市が昨年の3位から一気に1位へとランクアップしました。これは、地域住民の生活環境や教育、医療といった要素が評価された結果だと考えられます。2位には大阪市、続いて3位に東京23区が入っています。
徳島市が好評を得た要因としては、生活の便利さや自然環境の豊かさが挙げられるでしょう。また、住みたい街に特にこだわりのない人が多く、今住んでいる街に満足しているという声もあり、75.6%が「今の街に住み続けたい」と回答しています。
調査方法と参加者の声
この調査は、株式会社マクロミルの登録モニターを対象にインターネットで実施されました。2021年から2025年にかけての居住者4,604名が回答し、男女比もほぼ均等です。各年代の世代比もバランスが取れており、多様な視点からデータが集められました。
調査には、静かさや治安、物価、家賃といった因子が組み込まれています。特に、静かさ治安では三好郡東みよし町が2位、物価家賃では板野郡上板町が1位となるなど、詳細な因子別の結果も示されています。これらの因子は、今後の住みやすい街づくりに向けた参考になります。
今後の展望
このランキング結果を通じて、住みたい街や住みここちの向上に向けて、各市町は今後も努力が求められます。地域住民の声が反映されたデータは、街づくりの指針となることでしょう。今後、さらなる地域活性化に期待が寄せられています。また、「いい部屋ネット」のサイトには、詳しい調査結果やデータについても報告されていますので、興味がある方はチェックしてみてください。