LGエレクトロニクスとUSENが共同開発した新型KIOSKの魅力とは

新たな革新をもたらす「USEN Ticket & Pay」

2025年12月17日、LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社とUSENが共同開発した飲食店向けセルフオーダーKIOSK「USEN Ticket & Pay」の販売がスタートしました。この最新のKIOSKは、券売機とセルフ精算機の機能を兼ね備えており、これからの飲食業界に革新をもたらす注目の存在です。

1. 「USEN Ticket & Pay」の概要

このKIOSKは、LGエレクトロニクスの高性能ディスプレイを搭載した「LG KIOSK」（型番：27KC3JK-C）と、USENの飲食店向けPOSレジ市場における豊富な経験を基にしたソフトウェアが統合されています。日本国内での販売はこれが初めてで、LGエレクトロニクスのディスプレイ技術とUSENの店舗DX知見が融合したこの製品は、業界のデジタル化を加速させることでしょう。

2. 協業の背景と目的

近年、飲食業界では人手不足が深刻化し、インバウンド需要の急増が見込まれています。店舗での省人化と売上最大化は、今後の存続にかかわる重要な課題です。LGエレクトロニクス・ジャパンとUSENは、それぞれの強みを活かして、一体感のあるソリューションを提供することで業界の課題解決に寄与しようとしています。

3. KIOSKの主な特徴

「USEN Ticket & Pay」の魅力の一つは、その先進の27インチ高感度タッチディスプレイです。このディスプレイはIPSパネルが使用されており、鮮やかな発色と広い視野角を備えています。また、LGグループの独自の表面処理技術により、あらゆる照明条件下でも快適に操作できるという利点も持っています。

さらに、スリムなデザインで限られた店舗スペースを有効活用できる点も、大きなメリットと言えるでしょう。こうしたデザイン性は、店舗のインテリアに調和し、顧客にとってもより心地よい空間を提供します。

4. ソフトウェアの革新

USENが開発したソフトウェアは、利用者に多様なデザインモードを提供します。「かんたんレイアウト」や「標準モード」、さらには自由にデザインを反映できる「フリーレイアウト」といったモードは、店舗運営の方針に従って選択でき、カスタマイズ性が高い点が特長です。これにより、飲食店が独自のブランドイメージを保持しつつ、効率的な運営を実現します。

5. 多言語対応でインバウンド対策

このKIOSKは日本語、英語、中国語（簡体字・繁体字）、韓国語の5言語での表示が可能です。観光客がストレスなく注文できるよう、リッチなビジュアル訴求を実現し、インバウンド需要にも対応します。また、USENレジとの連携により、客単価の向上を目指すことができます。

6. 飲食店への具体的なメリット

「USEN Ticket & Pay」を導入することで、飲食店は以下のような利点を得られます：

- 省人化の実現：スタッフの負担を軽減し、サービス向上を図ります。
- インバウンド客への対応強化：多言語対応により外国人客も気軽に利用可能。
- 客単価向上：AIを使ったデータ分析やレコメンド機能による戦略的な販売促進。

7. 導入サポートの充実

USENは全国約140拠点に専門スタッフを配置し、迅速な導入支援と保守サービスを行っています。現地調査から設置、操作トレーニングまで、ワンストップで対応し、トラブル時のサポートも万全です。24時間365日のカスタマーサポート体制も整っており、安心して導入できる環境が整っています。

8. 未来の展望

両社は「USEN Ticket & Pay」を通じて、飲食業界のさらなる発展に貢献すると共に、今後は小売やエンターテインメント業界など、別の分野にも展開していく予定です。顧客体験を向上させるためのデジタル化が進む中、同KIOSKがその先駆けとなることでしょう。

日本の飲食業界は、セルフオーダーKIOSKの利活用により、従来の枠を超えた新たなサービス提供が期待されています。これからの展開に目が離せません。