建築と美しく調和する次世代太陽光パネル「オールブラック」販売開始

住宅に美をもたらす「オールブラック」

LONGi Solar Technology株式会社と九電グループの九電テクノシステムズが共同で開発した新しい太陽光パネル「オールブラック」が、本格販売を開始しました。これは、建築物とのデザインが調和するよう設計された次世代の太陽電池モジュールです。これにより、太陽光発電を導入したいが、美観を損なうことに不安を持つ消費者にとって、理想のソリューションとなることを目指しています。

オールブラックの特徴

オールブラックパネルは、まずその美しいデザインが特徴です。従来のパネルは、屋根や壁に取り付けると外観を損ねてしまうことがありましたが、オールブラックは配線がなく、まるで建物に溶け込むような印象を与えます。これにより、住宅は再生可能エネルギーを活用しつつ、外観の美しさを保つことが可能になります。

次に、技術面でも進化を遂げています。HPBC技術を採用し、セル表面の配線をなくして均一な黒色が実現されました。これは太陽光の取り込みを最大化し、曇りの日でも高い発電量を維持する特徴があります。これにより、悪天候でも安心して利用できることが強調されています。

さらに、長期信頼性にも配慮されています。配線が裏面で一直線となることで、セルの端部にかかるストレスが50%軽減され、信頼性が高まると同時に、災害時にも電力供給が安定します。

推奨対象

高品質な住宅の提供を目指すZEH（ゼロ・エネルギー・ハウス）やZEB（ゼロ・エネルギー・ビル）メーカーにとって、オールブラックは非常に理想的な選択肢となります。新技術HPBCを採用しつつ、外部デザインが美しいため、建物全体の美観を高めつつ、効率的なエネルギー供給を実現できます。これにより、デザイン性と機能性を両立させることが可能になります。

また、社会的な責任を重視する企業にもオールブラックはフィットします。コミュニティと調和するデザインは美観性を向上させ、周囲環境との一体感を生みます。そして、災害時でも安定したエネルギー供給が可能なため、企業の社会的な責任に貢献します。

開発経緯と技術の進化

LONGiはお客様のニーズに応えるため、2年の歳月をかけて世界中のエンドユーザーの意見を集約。変換効率と安全性の両立、外観の美しさを求める声から、「Hi-MO X6」シリーズが誕生日まれました。その中でも「オールブラック」はフラッグシップモデルとして位置づけられています。このような背景を持つ製品は、顧客の期待と市場ニーズの両方を反映した結果であると言えるでしょう。

HOMEPROSUMERとオールブラック

オールブラックは、九電が提供するIoT対応エネルギー創蓄ブランド「HOMEPROSUMER」にも標準的に取り入れられています。このサービスでは、家庭内のエネルギーをスマートに管理し、自給自足を促進します。高品質なパネルによって、さらに効率的にエネルギーを活用することが期待されています。九電グループはこの新たな生活スタイルを実現するため、30社のパートナーと連携し、IoT技術やハイブリッド蓄電池を活用して家庭のエネルギー管理を進めていきます。

地域の魅力と将来性

「Calmといし」は、長崎市の東長崎・戸石エリアに新たに開発される住宅地で、全69区画を誇ります。「おだやかに住まう」というコンセプトのもと、豊かな自然環境や交通の便を重視し、環境に優しい住宅が提供されます。この地域は、災害時のレジリエンスも高く、安心して住める場所として注目されています。2024年にはモデルハウスもオープン予定です。