新アリーナのセキュリティ実験
2025-02-27 14:28:28

GLION ARENA KOBE開業に向けたセキュリティ実証実験の成功

GLION ARENA KOBE開業に向けた先進技術の実証実験



2025年4月4日に開業を迎えるGLION ARENA KOBEに向けて、神戸ストークスの試合会場にて最新のセキュリティ技術を用いた実証実験が実施されました。この取り組みは、神戸市が抱える地域課題を解決するためにスタートアップ企業と連携する「So-I(KOBE BUSINESS PROGRAM)」の一環として行われ、株式会社One Bright KOBEがその中心となっています。

実証実験の背景



現在、神戸ストークスの試合では来場者の手荷物検査が行われています。しかし、開業予定の新アリーナでは、効率的な手荷物検査が求められています。これを受けて、神戸大学発のスタートアップ企業、Integral Geometry Science(IGS)が次世代型の「ウォークスルー型セキュリティゲート」を開発し、実証実験が今年の12月7日と8日に神戸市立中央体育館にて開催されました。

実証実験の詳細



実証実験は、B.LEAGUE2024-25シーズン第11節にあたる試合、神戸ストークス対アルティーリ千葉戦で行われました。実験で使用されたセキュリティゲートは、来場者が通過する際にあらゆる危険物を検知できるよう設計されており、実際に運用されました。

成果と結果



実験の結果、2日間で2,000人以上の危険物検査を行い、模擬銃や模擬ナイフなどを持つ疑似犯罪者を100%検知することに成功しました。このセキュリティゲートは、1秒間に2人を通過させながら全ての通過者をリアルタイムで検査できるため、来場者の流れを妨げることなくスムーズな入場を実現しました。これにより、今後のイベント会場での危険物持ち込みを防ぐだけでなく、効率的な運営が可能であることが確認されました。

IGSの取り組み



IGSでは、公共交通機関やイベント会場における安全性向上に向けて、ウォークスルーで使用できるセキュリティゲートを開発しています。これにより、混雑時でも迅速な検査が可能になり、リアルタイムで高精度な危険物検知が実現しています。X線を使用しないため、被ばくのリスクもなく、安全に運用できる点も注目されている要素です。特に、金属製の危険物を透視検査する能力は、イベントの安全性に大きく寄与することでしょう。

地域課題解決への貢献



この取り組みは、神戸市が様々な地域課題を解決するために行っている「So-I 地域課題解決コース」と関連しています。このプログラムは、地域の特性に合ったソリューションを企業と共に考えることを目的としており、本実証実験もその一環として位置付けられています。地域の安全性向上に寄与する試みは、多くの人々に安心して楽しんでもらえる環境づくりに役立つはずです。

まとめ



GLION ARENA KOBEの開業に向けたセキュリティゲートの実証実験は、最新技術を駆使することで来場者の安全を確保しつつ、効率的な運営を実現するという新たな取り組みを象徴しています。このような試みが全国に広がることで、スポーツ観戦やイベントに訪れる全ての人々にとって、より安全で快適な環境が整っていくことを期待したいです。


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会社情報

会社名
株式会社One Bright KOBE
住所
兵庫県神戸市中央区浪花町56起業プラザひょうご内
電話番号
06-7634-7635

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