福岡アジア美術館にて、2022年12月から行われる「バンクシーって誰?展」が話題を呼んでいます。この特別展では、ストリートアートの巨匠バンクシーの作品群を現地で感触できるという、新たな体験が待っています。
バンクシーの魅力
バンクシーは、ストリートアートの世界で非常に高い評価を受けているアーティストであり、その正体は依然として謎に包まれています。彼の作品はしばしば社会批評を織り交ぜており、観る者に強いメッセージを伝えます。特に2018年には、少女と赤い風船の作品がオークションで高額落札された後に、額縁の中で自らがシュレッダーで細断するというパフォーマンスが大きな話題を呼びました。
展覧会の特徴
本展は、かつて世界各地を巡回し人気を誇った「ジ・アート・オブ・バンクシー展」の傑作を、日本独自の視点から紹介します。特に注目すべきは、プライベートコレクターから借りたオリジナル作品や、街角に実際に存在したバンクシーの作品を再現した展示です。会場はまるで映画のセットのように美しく、訪れる人々は全方位からアートを体感できます。
ストリート再現展示
この展覧会では、バンクシーの活動が行われた地域、すなわちヨーロッパ、アメリカ、中東の街並みをリアルサイズで再現します。観覧者は、実際に街中で目にすることができるバンクシーの作品を、この効果的な空間の中で体感できるのです。これにより、普段は実際に世界を旅することが難しい人々でも、手軽にバンクシーの世界を探訪することができます。
国内初公開作品も
また、本展ではバンクシーの作品だけでなく、彼が影響を受けた先駆者たちの作品も展示される予定です。これにより、観覧者はバンクシーの創造力がどのように形作られてきたのかを理解する貴重な機会を得られます。特に、イギリスのファッションデザイナーであり、アートにも造詣が深いポール・スミス氏の油彩画「コンジェスチョン・チャージ」は必見です。
展覧会詳細
- - 会期: 2022年12月17日(土)〜2023年3月26日(日)
- - 会場: 福岡アジア美術館
- - 時間: 10:00〜18:00(最終入場は30分前まで)
- - 休館日: 水曜日
- - 入場料: 一般1,700円(平日)、1,800円(土日祝)
- - チケット販売: チケットぴあなどで
バンクシーのアートに触れることができるこの絶好の機会をぜひお見逃しなく!