NanoFrontierの挑戦
2026-08-20 10:58:44

宮城県のNanoFrontierが新産業創出支援事業に採択される

宮城県のNanoFrontierが新産業創出支援事業に採択



NanoFrontier株式会社(仙台市、井上誠也代表取締役)は、宮城県の
「新規参入・新産業創出等支援事業費補助金(地域イノベーション創出型)」に採択されたと発表しました。この補助金プログラムは、県内の企業が大学や研究機関と協力し、新産業の創出や高度な電子機械産業への市場参入を支援することを目的としています。

採択された背景



同社は、ナノ粒子の生成に関する独自の技術を持ち、主に化学メーカーや材料開発企業、研究機関にも役立つ機能性ナノ粒子の設計や試作、条件最適化を行っています。NanoFrontierの技術は、粉砕プロセスを用いないため異物混入のリスクが低く、幅広い化合物に適用可能である点が特徴です。

ナノサイズにまで物質を微細化させることで、比表面積が増大し、反応性や分散性、生体吸収性の向上が見込まれます。このナノ材料の需要は、特に水に溶けにくい医薬品原料や高付加価値の機能性材料で急増しており、世界市場も急成長すると予測されています。

ただし、供給側の製造基盤は未だ不十分であり、既存の湿式粉砕法では生産効率が低下するため、同社の技術開発は欠かせません。NanoFrontierは、ラボスケールでの連続合成には成功したものの、量産に向けたさらなる進展が求められていました。このような背景を考慮し、製造プロセスを産業利用に耐えうる水準に引き上げる計画を提出し、採択に至ったのです。

今後の展開



今回の補助事業を通じて、NanoFrontierは新たな取り組みを展開していきます。実施期間は令和8年8月から令和10年3月までの最大2年間。
1. 量産と生産性の向上: 連続フロー製造機のスケールアップ設計と製作を行い処理量を段階的に引き上げます。長時間にわたる製造のための工程設計も重視します。
2. 高濃度化の実現: 粒子同士の凝集を防ぎながら、製造プロセスと濃縮工程を統合し、必要な濃度水準で安定した分散液を製造します。
3. 複合化合物への適用: それぞれの化合物に適した条件を、溶解度パラメータや物性データに基づいて体系化し、さらなる開発スピードを向上させます。

代表取締役 井上誠也のコメント



井上社長は「創業から1年が経ち、ナノ粒子化の重要性が広まる中で、より多くの供給が求められるようになりました。この補助事業の採択によって、安定した品質をもって製品を供給できる体制を整えることができると考えています。宮城から新しい素材産業の基盤を築いていきます」と述べています。

支援事業について



宮城県の支援事業は、産学官連携による新産業創出を目指し、企業が技術開発や商品開発にかかる経費を補助することが特徴です。補助金は経費の50%(小規模事業者は最大66%)が対象で、年間500万円の上限があります。これにより、地域の産業や経済が活性化されることが期待されています。

NanoFrontierは、これからも新たな技術と製品の開発を進め、成長を続ける企業を目指していくでしょう。連絡先や詳しい情報については、公式サイトからご覧ください。


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会社情報

会社名
NanoFrontier株式会社
住所
宮城県仙台市青葉区片平2-1-1東北大学産学連携先端材料研究開発センター215号室
電話番号

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