株式会社Phoxterは、物流業界の効率化を図るため、ZIKOO SMART TECHNOLOGY CO., LTDが開発した3Dパレットシャトルシステムの販売を開始しました。このシステムは、物流や製造現場における作業の自動化を推進し、特に昨今の人手不足に対して効果的なソリューションとして期待されています。新しい技術の導入により、特に倉庫や物流センターでの運用が飛躍的に改善されるでしょう。
1. 3Dパレットシャトルシステムの特長
このシステムの最大の特長は、高効率な運用と高密度なパレット保管です。従来のフォークリフトや固定設備を使うことなく、パレットの保管や搬送を進めることができるため、スペースを最大限活用することが可能です。さらに、高速かつ高精度で移動することができ、保管効率は従来のラックの2倍以上を実現します。
2. コストパフォーマンスの優位性
自動倉庫と比較しても、導入コストが抑えられるため、コストパフォーマンスに優れています。また、様々な形状の建屋やスペースにも柔軟に対応できるため、拡張や移設が容易である点も利用者にとって大きなメリットです。
3. 多用途な適応性
3Dパレットシャトルシステムは、-25℃から45℃の温度範囲に対応しており、冷凍倉庫での運用も可能です。ロボット内部の構造はモジュール設計が採用されているため、メンテナンスも簡単に行えます。また、最小厚さが125㎜とスリムでありながら、1.5トンの荷物を運ぶ力も持ち合わせています。
4. 精度と信頼性
位置決め精度は±1㎜と最高水準で、狭いスペースでも高密度にパレットを保管することが可能です。また、リモコンによる遠隔操作が可能で、Wi-Fiの使用を要しないため、安定した運用も保証されています。
5. 今後の展開
Phoxterは、9月10日から13日にかけて東京ビッグサイトで開催される国際物流総合展2024において、この3Dパレットシャトルシステムを国内初披露します(ブース番号 2-602)。これにより、さらなる先進的なソリューションの提供を目指し、物流や製造業の自動化促進に努めます。
株式会社Phoxterについて
Phoxterは、大阪府豊中市に本社を構え、自動搬送技術の導入により業界での実績を積んできました。これまでに2000台を超える自動搬送ロボットの導入実績があり、今後も効率的な物流業務の実現をサポートしていく考えです。