新たな変革を引き起こす「巻き込み力」
組織運営には、時に壁となる様々な課題が存在します。部下が思うように動かない、案件が進展しない、または上下関係に挟まれて孤立してしまう……これらの状況で真に効果的なのが「巻き込み力」です。本書は、そんな職場での悩みを解決するための具体的な手法や考え方を提供します。
著者は、多くの企業において変革を成功に導いてきた経営コンサルタントの渡邉篤史氏。彼は、異なる立場や利害を持つ人々をどのように動かし、結果を引き出すか、具体的な21の事例を通して解説しています。これは、新しい時代のマネジメントを切り拓く重要な知識です。
「巻き込み力」とは何か
著者は本書で「巻き込み力」を、関係者を巻き込み、タスクの目的や成果を達成するスキルと定義しています。これは単なるコミュニケーションスキルにとどまらず、他部門や外部のステークホルダーの協力を得て、組織全体に変革や成長をもたらす力なのです。実際にこの力を発揮するためには、まず関係者全員が共有できる目的を設定し、何度も対話を重ねながら進めていく必要があります。
本書の内容
第1章: 巻き込み力の概要
まず始めに、巻き込み力の重要性が説明されます。この力を活用し、効果的に成果を上げるためには、計画立案や目標設定、行動における問題解決、状況の観察など、PDCAサイクルを活用することが重要です。
第2章〜第4章: 具体的事例
次に、部下や上司との関係を扱う「タテの巻き込み」、異なる価値観を持つ部署との連携を進める「ヨコの巻き込み」、外部パートナーとの協業を進める「ソトの巻き込み」について詳述されています。それぞれの章では、実際の事例を用いて、具体的な手法とその効果を示しています。
第5章: 巻き込み力の本質
最後に、巻き込み力を効果的に発揮するための重要なポイントとして、「自分のバイアスを知ること」と「対話を重ねること」が挙げられています。リーダーとして成果を生むために、この視点がいかに重要かを伝えています。
結論
巻き込み力は、単なるテクニックではありません。日々の仕事の進め方を微調整し、関係者とのコミュニケーションを強化することで、想像を超えた成果を生み出す力です。この実践的なマネジメントの力を身につけたいと思う方は、ぜひ本書を手に取ってください。新たな変化をもたらす秘訣がここにあります。
書籍情報
- - 書名: 『巻き込み力のマネジメント 21の事例で学ぶ、人の力を引き出す実践知』
- - ISBN: 978‐4‐911540-05-3
- - 定価: 1,700円(税別)
- - 判型: 四六判-並製
- - 発行・発売: ダイヤモンド・ビジネス企画
著者プロフィール
渡邉篤史(わたなべ・あつし)氏は岐阜県出身。大学卒業後、コンサルティング会社に入社し多様な役職を経験。その後、創業メンバーとして参加したベンチャー企業で、様々な役割を果たし、現在は株式会社AWコンサルティングを設立。他にも剣道錬士七段という一面を持つ多才な人物です。