2026年新卒学生の就職活動動向調査
ポート株式会社のグループ会社である就活会議株式会社とHR総研が実施した2026年新卒学生(26卒学生)を対象にした就職活動についての調査。これに関する第2報が6月に発表されました。調査は、2025年6月初旬時点での「就職活動」および「就職意識」についてのアンケートを含んでいます。
この調査は、最近の新卒採用の趨勢に注目するもので、新卒採用の動きは年々早まっており、特に2025年7月時点では、就職活動を既に終えた学生も見受けられます。この流れは2026年卒業予定の学生にも影響を及ぼしています。多くの企業が次の27卒採用へとシフトする中、26卒学生の現状を捉えることが重要です。
調査結果の概要
就活の困難さ
調査によると、26卒学生の過半数は「就活が大変だった」と感じています。特に大学の種類によっても就職活動の難易度には違いが見られることが分かりました。上位大学に在籍する学生ほど、就活の期間が長く、約50%以上が「10カ月以上」かけて取り組んでいるとの結果が出ています。
不安感
入社に関しての不安要因としては、「入社後に成果を上げられるか」が最も多くの学生に共感されており、これからの社会で自らを如何に発揮するかが大きな課題となっています。また、科学系の学生では内定承諾後「今後辞退はしない」という回答が約8割に達する一方で、文系では「まだ辞退の連絡をしていない」という学生が4割近くも存在しており、内定辞退の理由やその行動も多様です。
キャリアプラン
キャリアについて明確なプランを持っていると回答した学生は約4割。今後の転職意向や、どのようなキャリアを形成していくのかが気になるところです。
この調査は、HR総研と就活会議による共同研究で、487件の有効回答をもって実施されました。
調査方法
- - 調査期間: 2025年6月3日~17日
- - 調査対象: 2026年卒業見込みの就活会議会員学生
- - 調査方法: WEBアンケート
参考情報
調査に関する詳しい情報や第1報の結果は、
こちらで確認できます。
おわりに
新卒学生の就職活動は、一段と早期化・多様化していることが明らかになりました。この傾向は今後の採用市場にも大きな影響を与えると考えられ、企業側の戦略の変化も期待されます。次回の調査結果が出る日が待ち遠しいですね。